みんせい駒場班が2004年に取り組んだこと

みんせい駒場班が2004年に取り組んだこと

12月の取り組み

★12月21日(火)★ 学習会「自民党憲法改正大綱を検証する」に参加しました!

 「JCP憲法セミナー」第3回「自民党憲法改正大綱を検証するに参加しました。山口富男衆議院議員(日本共産党・衆議院憲法調査会委員)のお話を聞きました。

 まず、11月25日に憲法調査会公聴会の公述人として意見を述べた早稲田大学の学生が公聴会の様子を報告しました。次に、11月にまとめられた自民党憲法調査会の憲法改正大綱の分析を、慶応大学の学生がレポートしました。これらをふまえて、山口さんが、解説をして下さいました。

 今回の自民党改憲案は、改憲派の本音がよくあらわれているものです。自民党がこれを撤回したとはいえ、それは主に手続き上の問題が大きくて、アメリカと一緒になって海外での武力行使を容認するという点では、自民党内で合意がとれているということです。これはまさに平和憲法を破壊し、日本を戦争をする国にするものです。

 2005年春には国会で憲法調査会の報告が出され、国民投票法案も出てきます。自民党・公明党・民主党が競い合っている、この憲法改悪をストップさせるため、平和を願うみんなの心を一つにして頑張っていきましょう。

★12月9日(木)★ 都政問題について学習しました!

 「石原都政は今、どうなっているのか」と題して、神谷貴行さん(日本共産党東京都委員会政策部)にお話ししていただきました。

 世界を覆う多国籍企業のためのグローバリゼーション=「構造改革」が日本でも進められています。都政もこの流れとは無縁ではなく、石原流「構造改革」が行われています。石原都政は、日本共産党以外のオール与党体制で、石原知事特有の異常な立場の持ち込み(日の丸・君が代の異常なおしつけ、教職員の大量処分・解雇)にももろ手をあげて賛成です。しかし、今、ラテンアメリカをはじめとして、草の根での住民のネットワークがによって国民中心の政権が次々生まれています。都政でも、草の根の都民の運動、それと日本共産党の共同で新たな対抗軸をつくることは可能です。保守「二大政党」に抗して、住民要求実現と政治革新のため、来年夏の都議選に勝利しよう、という内容でした。

 都政がどうなっているのかということは、普段あまり報道されないので知らないことが多かったのですが、わかりやすいお話で、質問にも丁寧に答えて下さり、ためになりました。

★12月7日(火)★ フリースクール見学に行きました!

 10月14日に、フリースクール出身者の話を班会で聞いたのだが、その人の通っていた三鷹市の「コスモ」というフリースクールに見学に行きました。

 そこには漫画やゲームがあって、どちらかというと児童館みたいでした。話を聞いて想像していたのとは随分違っていました。そこのスタッフの方の話を聞いて印象に残ったのは、フリースクール「コスモ」は将来「社会復帰」することを前提とはしてないということです。(その辺のコンセプトはフリースクールによって違います。もちろんコスモの生徒自身が「復帰」したいと言えばそれを止めることもしません。)決まり事が非常に多くて常に競争にさらされる、そんな生活に無理に適応することはありません。今の学校や企業で生きるのとは違った生き方というのを「コスモ」は認めてるのです。

 コスモに通ってる少年と、しばらくの間遊びに夢中になってしまいました。ビリヤードやらプレステやら・・・。これもコスモの中では学習の一環になるわけです。

 他にもいろいろな生徒の話を聞いた。見た目からするとごく普通の生徒が多かったです。彼らがどれだけ葛藤をくり返してきたか、それすらもなかなか感じさせないゆったりとした雰囲気がそこにはありました。またいつか行きたいですね。

★12月3・10・17日(金)★ 『空想から科学へ』を学習しました!

 金曜分班では、エンゲルス著『空想から科学へ』を、3回に分けて章ごとに読んでいます。先週までに2章まで読み終わりました。毎回のレポーターを決めて、発表しています。

『空想から科学へ』の内容

第1章:空想的社会主義
第2章:弁証法的唯物論
第3章:資本主義の発展とその矛盾、科学的社会主義

 第1章は、社会主義思想がどのような道筋をたどって生まれてきたのかについて書かれています。社会主義思想は、@資本主義の矛盾を出発点にしている、Aその思想を代表したのが空想的社会主義者であった、B3人の空想的社会主義者の天才的発見の内容、Cそれが空想的であったために成功しなかったのはなぜか、について明らかにしています。

 第2章は、社会主義を科学にするために必要な「弁証法的唯物論」について書かれています。@弁証法vs形而上学、Aドイツ古典哲学とヘーゲルの弁証法哲学、B弁証法的唯物論、C唯物論の歴史、D史的唯物論と剰余価値、についての説明です。

 そして今週(12/17)は第3章。何が書いてあるのか、お楽しみに。

11月の取り組み

★11月23日(火・休)★ 駒場祭企画:志位和夫講演会「『もう一つの世界』への道はここにある!」をおこないました!

 今年の駒場祭で、私たちは、『もう一つの世界』への道はここにある!と題して、志位和夫さん(日本共産党委員長)を招いて講演会を行いました。講演会は大成功となりました。500名が参加し、会場は超満員でした。立ち見に加えて会場に入りきれない方々も多くいました。

 最初に、司会から志位さんへ質問。「奥さんとはどこで出会ったのですか」「SMAPのメンバーのフルネームを言って下さい」などのユニークな質問に志位さんが答え、志位さんの意外な側面が見られ、会場がなごみました。

 次に、志位さんが1時間以上にわたって講演しました。日本の今の状況を、歴史的な側面(タテの軸)と世界との比較(ヨコの軸)で見ると、自民党政治がいかに異常かということを、わかりやすく話しました。そして、今のアメリカいいなりと財界・大企業いいなりの自民党政治を転換する展望を持っている日本共産党の日本改革について紹介しました。さらに、利潤第一主義の矛盾が噴出している資本主義をのりこえた、新しい未来社会の展望も語りました。

 最後は、会場から志位さんへの質問コーナー。鋭い質問が多く、志位さんも「難しい質問ばかりですね」と話していましたが、わかりやすく答えて下さいました。

 ■志位さんのお話の内容はこちら「『もう一つの世界』への道はここにある!〜21世紀の世界、日本の進路を考える」【このHP限定!】

 ★講演録できました!→ご希望の方は連絡下さい。

★11月23日(火・休)★ 「『戦争しない国』という選択〜いまこの世界で〜」に参加しました!

 駒場祭(東京大学の学園祭)で行われたシンポジウム「『戦争しない国』という選択〜いまこの世界で〜」に参加しました。

 パネリストは、郡山総一郎さん(フォトジャーナリスト・4月にイラクで人質として拘束された日本人3人のうちの1人)、早乙女勝元さん(作家・東京大空襲の体験者・映画『軍隊のない国コスタリカ』企画者)、小森陽一さん(東京大学教授・九条の会事務局長)の3人でした。

 「戦争する国」になるのか、「戦争しない国」でいくのか。いま憲法をめぐって問われています。日本の行方を、20世紀の経験と21世紀の世界の流れとから考えました。

 郡山さんは、イラク・アフガニスタン・パレスチナなど世界の紛争と貧困の現場のことを、スライド写真をまじえて話しました。

 早乙女さんは、東京大空襲の体験者として、20世紀の戦争の記憶をどう受け継ぐべきかを提起しました。また、憲法で常備軍の放棄を決めたコスタリカの話も紹介して下さいました。

 小森さんは、21世紀の世界がどこに向かっていくのか、という大きな文脈から、「9条」改憲の意味を問い直しました。

 3者の角度から、「9条」の意味、日本の進むべき道を考え、21世紀の平和の可能性を多角的に展望しました。

★11月17日(水)★ 志位さんと懇談しました!

 23日の駒場祭での講演会を成功させるために、志位さんに何を話してもらいたいか、事前に相談するため、衆議院第一義員会館の志位さんの部屋に行って、懇談してきました(懇談の中身は、こちら)。

 志位さんは、私たちは「展望のある時代」に生きているのか、「悪い時代」に生きているのか、縦軸(自民党政治の歴史)と横軸(日本の現状を世界の中で比較)から考える話をするようです。そして、今後の展望として未来社会論を語るようです。

 当日の講演会が楽しみですね。

★11月15日(月)★ 「三上満講演会」に参加しました!

 「『学ぶ』とはどういうことか〜大学での『学び』を中心に」をテーマに学生自治会が行った講演会に参加しました。三上さんの人間味あふれるお話に感銘を受けました。今後もこのような企画がいろいろ行われるといいですね。

★11月13日(土)★ 「学びがいと人間関係づくり」に参加しました!

 「学生語り場」第1回「学びがいと人間関係づくり」に参加しました。

 まず、夜間中学記録映画「こんばんは」監督の森康行さんが講演しました(10月17日の項目も参照)。映画のダイジェスト版を上映した後、森監督は講演の中で、「“学ぶ”ということが本来持っている面白さ、学校というところはみんなが励まし合い、助け合い、友情を育む場所である……そんな教育の原点が夜間中学にはある、ということを撮影の進行を通じて深く確信してきました」と語りました。映画づくりから感じた学びがいや人間関係づくりについても話をしてもらいました。

 その後は、いくつかのグループにわかれて討論を行いました。

★11月6日(土)★ 教育基本法改悪反対の集会とパレードに参加しました!

 日比谷野外音楽堂でおこなわれた教育基本法の改悪をとめよう!11・6全国集会に参加しました(主催は教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会)。この集会は、小森陽一東大教授や高橋哲哉東大教授も呼びかけ人になっています。

 この集会とその後のパレードには、5500人が集まりました。日本共産党の石井郁子副委員長(衆議院議員)と小林みえこ参議院議員があいさつしました。

★11月5日(金)★ 「現代世界と日本国憲法」に参加しました!

 「九条の会」発足記念講演会ビデオ上映+小森教授講演会でした。ゼミ室がいっぱいになるほどの20人以上が参加しました。実際に「九条の会」発足記念講演会に参加したという学生も来て、関心の高さがうかがわれました。企画の後は、小森教授との交流会がありました。この企画を契機に、今後、東大駒場から憲法9条改悪を許さない運動を広げていきましょう。

★11月3日(火・休)★ 横須賀基地を見学に行きました!

 海上自衛隊(&米海軍)の基地なので、米軍横田基地(空軍)とはまた違う雰囲気でした。例のごとく、米軍基地費用の75%は日本政府が負担しています(「思いやり予算」)。こんな“気前のよい”国は世界のどこにもありません。まさに異常です。

 また、海上自衛隊の軍艦が米軍の軍艦を護衛するようにしている姿を見て、彼らは誰を守っているのかと驚きました。イラク派兵されている自衛隊(特に空自と海自)は米軍の指揮下に入って米軍を補完(守る)ための活動をしているそうです(もちろん憲法違反ですね)。在日米軍は、日本を守るためではなく、海外の戦争に出撃するためにいるのだということをあらためて実感しました。一日も早く基地をなくしたいものです。

 基地見学後は、「海軍カレー」なる怪しいカレーを食べてきました。

10月の取り組み

★10月30日(土)〜31日(日)★ 新潟中越地震の現地ボランティア活動を行いました!

 29日の夜に支援物資を積んだ車で東京を出発し、30日朝に長岡市のボランティアセンターに到着。長岡市、小千谷市、川口町などの現地に入り、被災した方々の要望を聞いて支援物資を持っていったり、避難所になっている小学校体育館に畳を運んだり、被害にあった方の家の片づけを手伝ったりしました。31日の夜に長岡市のボランティアセンターを出発し、11月1日の朝に東京に戻ってきました。

 現地はまだまだ人手を必要としています。民青駒場班では、新潟中越地震の支援募金も集めています。ボランティアも募集していますので、関心のある方は、一緒に行きましょう!

★10月28日(木)★ 算数・数学教育について考えました!

 1年生が、「学校教育における算数・数学の授業はどうあるべきか」というテーマでレポートしました。分数のわり算がなぜ逆数をかけるのか、などの基礎的なことを例に出しながら、算数・数学を楽しむことの重要性を報告しました。

 その後、習熟度別授業について議論になりました。

★10月23日(土)★ 学習会「第3回中央委員会決議」に参加しました!

 民青同盟中央委員会が第3回中央委員会を開催し、10月22日に第3回中央委員会決議(3中委決議)を採択しました。その「第3回中央委員会決議」についての学習会に参加しました。参議院選挙の結果をふまえて、この「二大政党制」をどううち破れるのか、その展望を示しています。

★10月22日(金)★ 学習会「解析b自民党・民主党の改憲中間報告」に参加しました!

 「JCP憲法セミナー」第2回「解析b自民党・民主党の改憲中間報告に参加しました。山口富男衆議院議員(日本共産党・衆議院憲法調査会委員)のお話を聞きました。

 自民党・公明党・民主党が唱えている憲法「改正」は、結局本丸が9条の「改正」であること、その中身はアメリカといっしょに戦争ができる国になることであることが、これらの党が発表している改憲の論点整理からよくわかりました。

 山口さんは、衆議院の憲法調査会委員で、委員会の50人中憲法の平和原則を守る立場が自分を含めて2人しかいないと述べ、“とにかく9条を変えたいというだけの改憲派の論理は破綻していて、9条を守りたいという国民世論との矛盾はものすごい。彼らの策動は破綻する。一人ひとりが自分にできる形で運動を広げていくのが大事”と話しました。

 まさにこれからが正念場だと思います。“憲法9条を守りいかそう”の平和を願う国民の熱い思いを、結集していきましょう。

 そして、学習会の後は鍋会をしました。これから寒くなってきます。鍋が恋しい季節ですね。

★10月21日(木)★ 集会に参加しました!

 日比谷野外音楽堂でおこなわれた普天間基地撤去、憲法・暮らし守れ、政治腐敗究明10・21中央集会に参加しました。この集会には、3000人が集まりました。日本共産党の志位和夫委員長があいさつしました。

 また、「教育基本法の改悪を止めよう! 全国連絡会」呼びかけ人の小森陽一さん(東京大学教授)が教育基本法改悪反対を訴えました。憲法改悪反対や消費税増税に反対するたたかいが壇上から次々と報告されました。

 ■志位さんのお話の内容はこちら「日本共産党の志位和夫委員長のあいさつ」

★10月17日(日)★ 学習会「教育基本法『改正』に未来はあるか」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第14弾「教育基本法『改正』に未来はあるか」に参加しました。法政大学の佐貫治教授の話を聞きました。

 まず、夜間中学記録映画「こんばんは」をみました。それぞれの事情で小学校や中学校を卒業できなかった人たちが、もう一度学びたい、と夜間中学に集まってきます。学ぶ喜び、生きる喜びが伝わってくる名作でした。

 その後、佐貫治教授が「教基法『改正』の意図する未来像批判〜みんなが人間らしく生きられる教育とは〜」と題して、講演をおこないました。教育基本法「改正」による政府の狙いは、教育を国家が管理して教育への国家の介入を強めようとしていること、弱肉強食の経済社会をつくりあげようとしていることだというのが、よくわかりました。

 教育基本法改悪は、憲法改悪で戦争できる国家づくりをおこなうことと一体のものです。教育基本法改悪と憲法9条改悪を許さない世論を大きく広げていきましょう。

★10月14日(木)★ フリースクールについて話を聞きました!

 フリースクールについて、以前そこに通っていた方のお話を聞きました。

 フリースクールとは、不登校になった子供たちなどを受け入れるスペースのことです。

 この方は、ストレスからくる腹痛や吐き気で学校に行けなくなり、悩みました。自分は他の人より劣っている、自分はいてもいなくてもいい、という自己否定の気持ちで一杯だったといいます。しかしフリースクールでは、自分が否定されない、自分が受け入れてもらえるという安心感があったということです。

 民青に出会って、少しずつ人との付き合い方がわかってきて、最終的に今の自分でいいんだ、という気持ちになって、立ち直ったということでした。

 後日フリースクール訪問をやります。実際に見学してまた考えてみましょう。

★10月7日(木)★ 教育基本法「改正」問題について学習しました!

 新学期最初の班会は、教育基本法「改正」問題について、2年生がレポートをしました。

レポートの内容

1、教育基本法の誕生
2、教育権をめぐる国民と国家の対抗
3、現在ではどのように改悪されようとしているのか
4、教育基本法改悪の現段階をどう捉えるか

 いま、自民・公明・民主が教育基本法を「改正」しようとしています。その狙いは明確で、「お国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す」(西村真悟衆院議員=民主党)ためです。この教育基本法の改悪は、憲法改悪と一体です。教育基本法で愛国心を育て、憲法改悪でアメリカの戦争に参戦する体制をつくるわけです。

 教育基本法の改悪を許さないため、この問題は、今後も引き続き議論していきましょう。

★10月6日(水)★ 「若手弁護士と話そう」企画をおこないました!

 「明日の自分に会いに」第2弾「若手弁護士と話そう」と題して、民青駒場班OBの久保木亮介弁護士(代々木総合法律事務所)に、お話ししてもらいました。

 「裁判員制度とは?」など、質問もたくさん出て、議論が盛り上がりました。

9月の取り組み

★9月22日(水)〜26日(日)★ 沖縄平和学習ツアーをおこないました!

 22日は、15時20分に羽田を発って18時半に那覇空港に到着。夜は決意表明と交流会をしました。

 23日午前は、嘉数の丘(沖縄戦の激戦地)から普天間基地を視察。その後沖縄国際大学に行き、米軍ヘリ墜落事故現場を視察し、学生と対話しました。午後は、かでな道の駅で食事をし、3階の嘉手納町立資料館を見て、4階の展望台から嘉手納基地を視察しました。その後、北谷町のサンセットビーチで海水浴。宿舎へ移動し、国際通りで食事し、夜は交流会でした。

校舎の焼け跡も生々しい米軍ヘリ墜落現場=沖縄国際大学
 24日午前は、首里城見学。その後、なんよう文庫という出版社に行き、1967年に沖縄の高校生が「日本への復帰」について討論している様子を撮ったビデオをみて、沖縄戦で赤十字の看護婦だった方のお話を聞きました。午後は、ひめゆり記念館、平和資料館、平和の碑、韓国人の記念碑、糸州のガマ(天然の壕)、魂魄の塔(戦後最初の戦没者慰霊碑)などを見学。夜は琉球大学助手の方を招いて交流しました。

 25日は、一日かけて沖縄基地を視察しました。那覇軍港を出発し、キャンプギンザー側の埋め立て予定の海岸を見て、ハンビータウン(米軍基地が返還されショッピングセンターとして栄えている地域)のビル4階からキャンプずけらんを見学しました。砂辺地域(防衛施設庁が援助していない地域。人が住めなくなっている)に行き、嘉手納基地を通り過ぎ、読谷村の通信傍受施設通称「象のオリ」を視察しました。読谷村役場で憲法9条の記念碑を見て、世界遺産座喜味城跡から沖縄中北部の軍事施設を見ました。辺野古へ行き、ボーリング調査阻止のために行動している「いのちを守る会」の方々のお話を聞き、海を視察しました。その後、かつての核兵器保管施設、キャンプハンセン、マングローブ生息地を見て、夜に那覇に戻ってきました。夜はおきまりの交流会。議論が盛り上がりました。

 26日はなんと台風で朝から飛行機が飛ばずに足止め。なんとか臨時便が飛んだので、それに乗ることができ、19時半に羽田に帰ってきました。

 う〜ん、非常に充実した合宿でした。沖縄の米軍基地を見て驚き、出会った人たちのお話や生き様に感動し共感しました。

感想》

  • 辺野古の人の「平和を空気や水のように考えてはいけない」という言葉が印象的でした。今も、学校教育が戦争準備のために使われています。僕ら自身が平和の大切さを伝えなければいけないと思いました。
  • 現地を見て、実際にやっていろんな人たちに会って考えが深まりました。
  • 自分自身が現場にならないといけないと思いました。これまではピースウォークにしろなんにしろ、誰かがやっていることに加わるというものでした。これからは自分が始めるようにしていきたいと思います。沖縄に行くと、民家のすぐそばに基地があることがわかる。そしてそこに駐留している海兵隊は「命を落としても誇りに思え」と教育されている部隊。本当に異常な状態で生活させられていることに腹が立った。
  • あの戦争で日本が沖縄を見捨てたんですよね。今もその状況は変わっていないのでは? 沖縄に犠牲を押しつけてはいけない。
  • 沖縄に行ってますます東大生が期待されていることを感じた。沖縄戦を経験したおばあさんは「若い人が戦争に行かされようとしているのに、今の学生は静かだ」と言われた。僕たちは、思っていることを外に出さなくなったら終わりだと思う。何も発しないのでは危険な状態になる。そういう姿勢が大事だと思う。米軍の基地があることが問題であり、それをなくそうという根本的な立場がないと、いつまでたっても変わらないと思う。
  • 心のなかで考えているだけではなく、行動に移さないといけないと感じました。それは沖縄では実際に行動していた人がいたからです。

★9月10日(金)〜11日(土)★ 学生夏合宿に参加しました!

 他の大学の民青班と合同で、民青学生夏合宿を行いました。10日は、「新しい綱領の『未来社会論』を学ぶの学習会でした。講師は工藤充さん(日本共産党中央委員会青年学生対策委員会)でした。夜は交流会でした。

 11日午前は「憲法9条の改悪の現段階とたたかいの展望」をテーマに学習しました。講師は松竹伸幸さん(日本共産党中央委員会安保外交部長)でした。午後は班活動交流会。夕方は、9・11のテロから3周年ということで、テロも戦争もない平和な世界を願って渋谷をピース・ウォークしました。飛び入り参加も多く、平和を願う熱い思いをもつ人がたくさんいることに励まされました。

★9月7日(火)★ 築地市場に行きました!

 「築地市場に行ってうまいものを食おう!」企画をやりました。朝早くに、築地市場に行きました。築地の市場は新鮮でおいしい海産物がいっぱい! その市場をまるごと満喫しちゃいました。

8月の取り組み

★8月3日(火)〜7日(土)★ 原水爆禁止世界大会(広島)に参加しました!

 広島で行われた原水爆禁止世界大会に参加しました。日本各地や世界各国から多くの人たちが参加し、核も戦争もない平和な世界を目指す人たちの熱気に包まれました。

 日本がどこまでもアメリカの言いなりになって、アメリカの戦争に参戦できるように自公・民主が2007年にも憲法改悪を狙っている中、結局、平和な世界をつくっていけるのは私たち一人ひとりの力、それを結集していくことだということを改めて実感しました。

★8月1日(日)〜2日(月)★ 夏合宿をおこないました!

住宅地の中の横田基地
 夏合宿を行いました。1日は、「米軍横田基地見学」でした。あの狛江市よりもまだ大きいという広大な土地に、ゴルフ場や豪華な宿舎があふれる姿に、参加者一同怒りをあらたにしました。夜には花火大会や交流会で盛り上がりました。

 2日は石井耕太さん(日本共産党東京都委員会)に来ていただき、「科学的社会主義の世界観」について学習し、自然や社会を哲学しました。

感想(1日)》

  • (横田基地を)初めてみたが、広大な土地で時折発着する飛行機の騒音はすさまじく、思いやり予算でつくられたというゴルフ場を見るにつけても屈辱を感じた。異常だと思う。
  • フィールドワークは資料だけでは見えてこないものを体で体感できるので、貴重な経験になりました。花火大会、夜の懇親会は最高でした。

感想(2日)》

  • (科学的社会主義の世界観について)日本共産党は価値観を指針にしている政党ではなく、科学的に社会をとらえて、何が正しいかを考えている政党なんですね。日々、自分の物の見方を問い直し、鍛えていきたいです。
  • 興味深くおもしろかった。なかなか普段まとまって学習する機会がないので、1、2年生がこのテーマを深く学べたのはよかったです。唯物論的な思考や弁証法的思考をふだんから意識できたらいいと思います。

7月の取り組み

★7月18日(日)★ 参議院選挙結果学習交流会に参加しました!

 土肥靖治さん(日本共産党東京都委員会副委員長)のお話を聞きました。参院東京選挙区候補者の今村順一郎さんもあいさつに来ました。今回の総選挙は、日本共産党は改選議席を15から4に減らした(非改選と合わせた議席は20から9に減りました)ものの、得票自体は2001年の参院選、2003年の総選挙とほぼ同じ陣地を維持しました。

 今回は、総選挙以上に自民・民主の保守二大政党化の大きな流れが財界・マスコミによって仕組まれました。自民・公明・民主が増税と憲法改悪をねらっている中、この企てを知れば必ず国民はこれを許さないでしょう。国政選挙はしばらく予定されていませんが、来年は都議選があります。消費税増税・憲法改悪を許さない世論を広げるため、できることから始めましょう。

感想》

  • 結果は実に残念ですが、僕はここからが本当の勝負だと思います。日本の政治を本当に国民のための政治に変えるには、今の自公・民主ではダメです。それは今後の国政でますますはっきりするでしょう。そうしたなかで、僕たちが科学の目でもって政治を批判することが大事なんじゃないでしょうか。

★7月10日(土)★ 参議院選挙投票前日の宣伝に参加しました!

 参議院選挙の東京選挙区候補の今村順一郎さんの「おっかけ宣伝」に参加しました。若者ががんばっている姿に次つぎと「がんばれ」とあたたかい声援が聞かれました。とくに銀座と上野での宣伝は、最初200人ぐらいだったのが、どんどん人が立ち止まってふくれ上がり、最後は1000人に!“自分たちが世の中を動かしている”という実感がわく宣伝でした。

★7月9日(金)★ 「駒場かえるネットトーク集会」をおこないました!

 阿部安則さん(日本共産党東京都委員会青年学生部長・衆議院東京16区予定候補者)を招いて、「駒場かえるネットトーク集会」(日本共産党といっしょに日本をかえるネットワークKOMABAと共催)をおこないました。

 「行きたい人がお金の心配なく大学に行ける社会をつくるには」「安心できる年金制度はつくれるのか」「日本はアメリカ言いなりでいいのか」「憲法をいかした日本をつくるにはどうする」〜いっしょに考え、日本を変える輪を広げていこうと語り合いました。

★7月4日(日)★ 全都青年カー作戦に参加しました!

 参議院選挙の宣伝に取り組み、吉祥寺駅北口前と池袋駅前で宣伝しました。

6月の取り組み

★6月30日(水)★ 原爆被爆者の証言を聞きました!

 原爆被爆者の山田さんのお話を聞きました。山田さんは、小学生の時に学校のグランドで被爆しました。広島の空は真っ赤に燃え上がり、逃げる途中に黒こげの人がたくさんいたそうです。いつも遊んでいた友達の多くが亡くなり、その親もなくなり、また、自分の家族が帰ってこないといつまでも探している人もいる、戦争って何てひどいものかと思ったとのことです。

 その後、「これは本当に忘れてもいいものだろうか」と思い、原水爆禁止の平和行進に参加しました。山田さんのお姉さんは「あの時のことは思い出したくないし、話もしたくない。誰にもわかってもらえるわけがない」と言っていたそうですが、山田さんは、「何も知らなかった人がこういう話を聞いて、みんなに伝えなければならないと感じてほしい」と思って、自らの体験を語っているそうです。

 戦争は60年前の単なる歴史上の出来事ではありません。日本は今もアメリカのイラク戦争・イラク占領に加担しているのです。平和な世界をつくっていくために、被爆体験・戦争体験を絶対に風化させることなく後世に伝えていくことの大切さをあらためて思い、胸が熱くなりました。

★6月27日(日)★ 学習決起集会&ホコ天作戦に参加しました!

 参議院選挙の決起集会&新宿歩行者天国での宣伝に参加しました。

★6月23日(水)★ 参議院選挙の公開討論会に参加しました!

 参議院選挙公示前日に、東京選挙区から出馬予定の方の公開討論会が駒場キャンパスでありました。その公開討論会に参加しました。

 出席した予定候補者の方は、今村順一郎(日本共産党)、蓮舫(民主党)、増元照明(無所属)の3氏です。

★6月18日(金)★ 「環境問題と個人の役割」について考えました!

 「環境問題と個人の役割」をテーマに1年生がレポートしました。地球温暖化の原因として、二酸化炭素の増加だけでなく、太陽活動の活発化も考えられる説があることを紹介。二酸化炭素を減らすために、原料(重水素)が無尽蔵にある核融合発電の研究や、燃料電池で動く自動車の開発が進んでいることなど、科学者の研究の大きな役割を話してくれました。

 同時に、レポーターが、先進国に生きている私たちが、限られたエネルギーを大量に消費していることを自覚しているだろうか、他の国々で貧しい生活をしている人たちや今の社会水準をきずいてきた先人たちへの感謝の気持ちを忘れていないだろうかと問題提起。みんなで真剣に考えあいました。

★6月17日(木)★ 学習会「いま、国会で憲法はどう語られているのか」に参加しました!

 「JCP憲法セミナー」第1回「いま、国会で憲法はどう語られているのかに参加しました。山口富男衆議院議員(日本共産党・衆議院憲法調査会委員)のお話を聞きました。

 国会の憲法調査会の議論の実態の話が面白かったです。自民党の議員は「私は憲法を読んだことがない」と堂々と言っているとのことです。それでどうして改憲が言えるのでしょうか。また、公明党は、加憲(今の憲法に新たな条文を書き加える)の立場を国会に来た参考人に必ず主張しますが、どの参考人もそれは日本国憲法の構造にはないと言うそうです。公明党の議論は、憲法学者なら誰も主張しないお笑いの議論です。いかに改憲論がめちゃくちゃなのかがよくわかりました。

★6月11日(金)★ 「岡本厚講演会」に参加しました!

 総合文化誌『世界』の編集長・岡本厚さんの講演をみんなで聞きました。世界の富の分布が非常に極端になっている様子を「シャンペングラス」のようになっている(ごく一部の金持ちが世界の富の大半を保有し、その他の人の資産はごくわずかになっていることをグラフで示すとそんな形になる)、とたとえた岡本さんは、そういう貧富の格差が、テロの温床になったり、それぞれの国でのナショナリズムや原理主義の流行の原因になっているのではないかと指摘しました。

 また、アフガニスタン戦争やイラク戦争の背景に、アメリカによる石油の利権支配の問題があることや、親米のイスラエル政権をおびやかすような政府を転覆する狙いがあったことなどを指摘。いま、アメリカの一国支配ではなく平和や安定をとりもどすために国連のような機構の役割を強化することがあらためて課題になっていると主張しました。

感想》

  • 話が一つの筋になっていてしっかりしていてすごいと思った。
  • いままでいろいろばらばらだったことがつながって見えてきた。

★6月10日(木)★ 「学費・学生生活問題」を学習しました!

 学費や国立大学の法人化の問題点について考えました。「お金の心配なく学びたい」「学びがいある大学にしてほしい」などの学生の願いにとって、いま大学がどうなっているのか、どうすればかわるのか、考えました。

 日本の学費は世界一高く、奨学金制度も貧弱です。今年の初年度納付金は80万をついに越え、1970年の50倍という異常な高騰ぶりで、世界でもダントツのトップです。一方、70年に8割を占めていた国からの補助金は5割まで減っていること、政府は、効率化を名目に教育大や医大などをどんどん合併して減らしたり、一部の分野だけに予算を重点的に配分しようとしています。

 そして、さらに国立大学の法人化で予算が減るうえに、やりたい学問ができなくなるおそれがあることを指摘し、実際にそのような改革が80年代におこなわれたニュージーランドでは、無料だった学費が有料になり、優秀な学生が自然科学から離れ、卒業後すぐに給料が得られる商学部や観光学科に殺到したり、ニュージーランドの10倍の授業料を払う留学生が歓迎されるようになって、学費の高い歯学部などでは75%までが留学生で占められるようになっています。

 また、学生の生活費や食費は1980年以前の水準に急降下。この間物価は3割増なので、実態は更に深刻です。こういう中、政府は更なる学費値上げを検討中。この実態をどうしたらいいのか、学費値下げはできるのか、憲法の精神や国民の要求を生かした大学をつくるためにはどうしたらいいか、みんなで考えました。

 討論では、「予算削減で地方大学がなくなって、優秀な学生の才能がつぶされるのはおかしい」など、意見がだしあわれました。

★6月6日(日)★ 「学習決起集会」に参加しました!

 民青全体の企画で「学習決起集会」があり、民青駒場班からも参加しました。参議院選挙が6月24日に公示され、7月11日が投票日です。6月5日に、世論の7割の反対を無視して自民・公明が年金改悪法を強行成立させましたが、年金問題、イラク派兵、憲法改悪、消費税増税など、重要な問題が争点になる選挙です。今の情勢はどうなっているのか、どうすれば社会を変えられるのか、わかりやすく学びました。

★6月4日(金)★ 北朝鮮問題について学習しました!

 北朝鮮問題は日本やアジアの平和にとって重要な問題です。1年生が、北朝鮮問題について、日本と北朝鮮の戦後外交史の変化、北朝鮮の核開発の問題について、調べたことを発表しました。

 レポートでよくわかったのは、日朝関係が、アメリカと旧ソ連の関係に大きく左右されてきたこと、その意味で、ソ連崩壊後、新しい条件が生まれてきていることです。討論では、交渉が、東アジアの平和の可能性を切り開く展望をもっていること、単なる制裁では解決にならず、道理にもとづく対話を進めるなかで解決をせまっていくことが大事であること、などが話し合われました。

感想》

  • 日朝関係が冷戦やデタントの影響を受けて大きく変動してきたものの、全体として国交正常化の方向へ向かっているのは、アジアにおける外交の希望的側面だと思う。私も個人的には経済制裁には反対だ。金正日を指導者として掲げているのは国民による民主的選挙の結果ではないので、北朝鮮の体制・政策の責任は国民に求められないと思うからだ。経済制裁を武器とするのではなく、冷静な話しあいを進めていく必要がある。北朝鮮は国家の情報を隠しているからわからないのはしかたがないけど、拉致の目的が不明なのが気になる。なぜそこまでリスクを犯すのか、労力をかけるのか不思議です。 
  • 拉致や戦後補償の問題を考えるときにいつも思うのですが、本当の政治は政治学で学んでいる政治理論のようにシステマティックではないですね。 
  • 北朝鮮問題は、テレビ、新聞でよくとりあげられるが、現実面を追いかけるだけで、なかなか本質をついた報道はあまりない。感情的にならず、アジアと世界の平和のためにどうすべきかという大きな視点からの解決が大事だと思う。

★6月3日(木)★ 年金問題について学習しました!

 「どうなってるの?日本の年金〜イロハから学ぶ『年金改革』」というテーマで学習しました。榛田敦行さん(日本共産党政策委員会)に話していただきました。

 いま話題の年金問題。どうしたら安心の年金制度ができるのか、いっしょに考えてみました。自民党・公明党・民主党の「改革」では、年金の保険料や消費税が大幅に値上げされ、年金制度の根幹が崩壊することがわかりました。日本共産党は、ヨーロッパでは当たり前の「最低保障年金制度」創設を主張。全ての国民に最低5万円を保障し、保険料に応じて上乗せするやり方です。ムダな公共事業を削り、税制を負担能力に応じて民主的に改めれば、消費税増税をしなくても財源は出てきます。

 年金制度はよくわからないという人も多いと思いますが、参議院選挙の大きな争点の一つです。年金については、将来誰もが直面することになりますから、よく考えてみる必要がありそうです。

5月の取り組み

★5月27日(木)★ 再び「教育」について学習しました!

 東大の先輩(教育学部教育史・教育哲学科卒)であり、日本共産党の中央委員会で政策委員会・文教委員会の責任者として、現場の先生方や父母、子どもたちから聞き取りなどもして、政策をつくっている藤森毅さんに、教育の現状と問題の背景について話していただきました。

★5月25日(火)★ 天文学・惑星地球科学についての企画をおこないました!

 「明日の自分に会いに」第1弾は、国立天文台研究員の方に来ていただき、お話ししてもらいました。

★5月22日(土)★ ピースウォークに参加しました!

 東大など都内の学生が結成した「5・22ピースウォーク実行委員会」が主催して、「イラクに平和をとりもどそう」「自衛隊は撤退を」をスローガンに、渋谷ピースウォークが行われました。私たちも参加しました。

 もちよられた横断幕やメッセージカードを手に、「人類がつくりあげた平和のルールに背を向けるアメリカ、それに従う日本政府は許せません」と訴えると、沿道から手を振ったり写真を撮る人の姿も。飛び入り参加もいました。

 参加者からは「正義感の強い人たちだけでなく、誰もが気軽に参加できる取り組みなんだとわかった」などの感想がよせられ、自分たちの行動が平和をつくりだすという思いを強くしていました。

★5月16日(日)★ 学習会「憲法9条と日本の未来〜戦争への道を拒否するために」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第13弾「憲法9条と日本の未来〜戦争への道を拒否するために」に参加しました。一橋大学の渡辺治教授の話を聞きました。

 戦争はしない、戦力はもたないbbそう誓った憲法9条は、いま世界でも注目をあつめています。しかし、自民、公明、民主など多くの政党が「憲法は古くなった」と改憲を主張しています。

 実際は、国際的に見て日本の憲法は、平和の問題でも、人権規定でも、非常に先駆的な内容を持っているので改憲の必要は全くなく、問題なのは、憲法に規定されている人権規定が実現されていないことです。しかも、環境破壊や人権侵害をおこなっている勢力が「新しい人権を保障するため」などと称して改憲を主張しているわけですから、本音は透けて見えています。

 アメリカの戦争に参戦するための憲法9条改悪を許さない世論を広げていきましょう。

★5月13日(木)★ みんなの体験に基づいて「教育」について考えました!

 「みんなが体験に基づいて考えた『教育』」ということで、一人ひとりの考えを語り合いました。その内容は、

(1)自分の教育体験を振り返って、よかったこと、疑問だったこと
(2)勉強は好きか。意味のある勉強って?
(3)「ゆとり教育」の是非

でした。この後、特に習熟度別学習の是非について議論しました。「習熟度別は競争を勝ち抜いてきた人の論理で、格差を拡大するものだ」という意見と、「できることに差があるのは当然。それに、できることが増えれば喜びがあるのだから、いいじゃないか」という意見とがぶつかりました。諸外国には習熟度別学習と逆の流れがあること(フィンランドとドイツの例など)が紹介されました。

★5月10日(月)★ 国会で国会議員と懇談しました!

 「国会で国会議員と話そう」と題して、参議院議員会館で日本共産党の小泉親司参議院議員と懇談しました。小泉親司参議院議員は、外交問題のスペシャリスト。『しんぶん赤旗』のワシントン特派員として、アメリカ政府の要人、シンクタンクのメンバーと交流を重ねてきた経験ももっています。

 話は、経済問題、安全保障問題など、多岐に及び、なごやかに交流しました。

★5月7日(金)★ 「歴史学の夕べ」を行いました!

 「歴史学の夕べ」と題して、一橋大学の浜林正夫名誉教授を招いて、「歴史を学ぶとはどういうことか」「大学での勉強をどうすすめたらよいのか」、お話してもらいました。浜林先生自身の体験も踏まえ、歴史を学ぶ楽しさ、そして、歴史を学ぶ上での心構えをうかがいました。

 その後は、浜林先生を囲んで、食事会を行いました。話がはずんで、大変有意義な時間が過ごせました。

 ■浜林さんのお話の内容はこちら「歴史の勉強は楽しい」【このHP限定!】

★5月6日(木)★ 「民青同盟第31回大会決議」を学習しました!

 今年2月13〜15日に開かれた民青同盟第31回全国大会で決定した、民青同盟の「第31回大会決議」について学習しました。

★5月3日(祝)★ 「2004年5・3憲法集会」に参加しました!

 「とめよう憲法改悪 立ち上がろう9条の実現のために イラク派兵を許さない」をテーマに、14時から日比谷野外音楽堂で2004年5・3憲法集会が開かれました。私たちも参加しました。

 自民党・民主党・公明党が憲法9条の改悪の動きを強める中、そして自衛隊のイラク派兵がおこなわれ平和憲法がかつてなく踏みにじられる中、この憲法集会の会場には5000人が参加しました。日本共産党の志位和夫委員長や社会民主党の福島瑞穂党首らが発言し、平和憲法が世界平和に貢献してきた役割の大切さと平和への思いをあらためて確認しあいました。

 16時からは銀座をピースウォークしました。

 ■志位さんのお話の内容はこちら「日本共産党の志位和夫委員長のあいさつ」

★5月1日(土)〜2日(日)★ 「全国学生交流合宿」に参加しました!

 全国の大学1・2年生の民青同盟員対象の「全国学生交流合宿」に参加しました。

 1日午後は、大学教授を招いての「学生にとっての学びとは〜現代世界と大学生」の学習会でした。現代社会の混沌のなかに法則的な動きをつかむ大切さ、世界と自分を関係づけることについて、自己の主体化と新たな学習について、大変参考になるお話でした。そして、夕食は、バーベキュー大会。夜は交流で楽しい時を過ごしました。

 2日午前は、「第31回全国大会決定を学び、実りある学生班活動を」の学習でした。激動する世界と日本や次々とおこる深刻な問題をどう考えたらいいか、民青は何を大切にして活動しているか、みんなで考え、交流しました。

4月の取り組み

★4月28日(水)〜29日(木・休)★ 新歓合宿をおこないました!

 早稲田大・中央大などと合同で、新歓合宿を行いました。28日の5限が終わってからの合宿でした。28日夜は、「大学でどう学ぶか」について、民青OBの弁護士と大学院生(歴史学専攻)の話を聞き、意見交換しました。その後、夜は各大学入りまじっての交流会。夜3時過ぎまで話が盛り上がりました。

 29日午前は、中央大の塚本三夫教授に「メディアは真実を伝えているかbbイラク戦争と自衛隊派兵報道から考える」というテーマで話していただきました。具体的なエピソードも交えて、大変興味深く面白いお話でした。

 午後は、練馬にある「ちひろ美術館」に行きました。筆者は、いわさきちひろの絵に改めて感動してしまいました。彼女の絵を見ていると、やさしい心になっていくんです。

 他大との交流もでき、和気あいあいとした楽しい合宿でした。

★4月25日(日)★ 学習会「中東専門家が語る イラクのいまと自衛隊」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第12弾「中東専門家が語る イラクのいまと自衛隊」に参加しました。中東専門家で千葉大学の栗田禎子教授の話を聞きました。

 筆者が印象に残ったのは、パレスチナ問題やイラク戦争などの中東問題というのは、宗教対立が根本なんじゃないかとか、古代からの歴史を知らないとわからないんじゃないかとか、いう見方をすると問題の本質が見えなくなるということでした。中東問題は近代以降の問題であり、第一次大戦前後の欧米列強の植民地政策に密接に関係していて、アメリカが中東を「再植民地化」している状況だということをきちんと見たほうがいいとのことでした。

 非常に興味深いお話だったので、このテーマでいつか学習しましょう。

★4月22日(木)・23(金)★ 利潤第一主義の弊害について学習しました!

 「利潤第一主義の弊害〜貧困・南北問題・環境問題をどうのりこえる?」でした。「21世紀は、『もうけ優先主義でいいのか』『大きくなった生産力をみんなでコントロールしていくこと』が問われる時代!?」というテーマで学習しました。

 「アメリカ経済の利益に反するから、とブッシュ大統領が地球温暖化防止のための『京都議定書』を離脱」「世界の長者トップ3の資産と世界の最貧国40カ国に住む6億人の生産高が同じ」bbもうけのためなら人間の命とくらし、地球環境のことは後まわし。そんな資本主義の矛盾をどうのりこえたらいいのでしょう。民青同盟のキーワードは「もう一つの世界は可能だ!」です。

 テーマがあまりにも大きなものだったため、疑問や意見が多方面にわたりました。今後、テーマをしぼって、個々の問題について深めていきましょう。

★4月15日(木)★ 憲法改悪とアメリカの世界戦略について学習しました!

 「アメリカVS平和の国際秩序〜憲法9条を生かす道は」でした。「憲法9条は生かせるか〜アメリカと国際社会の間で〜」というテーマで学習しました。

 憲法9条改悪の流れとその背景にあるアメリカの圧力、軍事力では最強のアメリカだが、戦争をするたびに世界での孤立を深めている、という内容の話でした。

★4月14日(水)★ 「イラクでの日本人拘束 緊急学習会」を行いました!

 実際にイラクのバグダッドに医薬品を届けに行ったNGOの布施祐仁さん(『平和新聞』編集長)に再び来ていただき、昼休みに生協前でお話していただきました。

 今回イラクで日本人3人が人質になった事件は、自衛隊のイラク派兵にそもそもの原因があります。アメリカのイラク占領によりイラク情勢が泥沼化することでイラクがテロの温床になってしまったというのは、国連のアナン事務総長も述べていることです。もちろん、NGOやジャーナリストなど民間人を人質にして、要求が受け入れられなければ殺害すると脅迫することはぜったいに許せない行為です。

 一方で、今回のような事件が再びおきないようにするためにはどうしたらよいのか、イラクがどうなっているのか、今こそ深く考えるべきときだと思います。米国主導の占領支配に、日本が加担しつづけることでよいのか、イラクの平和と主権回復につながる本当の道は何か、よく考える必要があります。結局、事態の解決のためには、速やかに自衛隊を撤退させ、イラク人に主権を戻すことが必要なのではないでしょうか。

★4月9日(金)★ イラク派兵反対の集会とピースウォークに参加しました!

 日比谷野外音楽堂でおこなわれた自衛隊のイラク派兵NO! STOP!有事法制 守ろう!平和といのち 4・9大集会に参加しました。この集会とその後のピースウォーク(戦争反対のデモ行進)には、4000人が集まりました。日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員があいさつしました。

★4月8日(木)★ 「従軍『慰安婦』から戦後補償を考える」を学習しました!

 映画『Mardiyem〜彼女の人生に起きたこと』を鑑賞し、感想交流しました。

 Mardiyem(マルディエム)さんは、インドネシアの元従軍「慰安婦」です。命の限りを感じた彼女は55年ぶりに、慰安婦をさせられていたボルネオ島を訪ねる旅に出ることを決心します。過酷な人生を生きた気高く強い女性の数奇な運命と、彼女が訪ねる過去への旅の物語の映画でした。

 従軍「慰安婦」問題については、日本政府は謝罪していません。感想交流では、活発な意見が相次ぎ、この問題の関心の高さがうかがわれました。

★4月7日(水)★ 「科学者の社会的責任とは何か〜劣化ウラン弾の被害実態」を学習しました!

 「劣化ウラン弾をめぐる諸問題〜おそれず、ひるまず、とらわれず」がテーマでした。日本大学の野口邦和先生に来ていただいて、イラク戦争で使われた劣化ウランについて、専門家の立場から話していただきました。科学者が、科学的裏付けに基づいて客観的に研究した結果をどう貫けるか、勉強になりました。この問題も引き続き考えていきたいですね。

★4月3日(土)★ 「イラク現地報告」を聞きました!

 実際にイラクのバグダッドに医薬品を届けに行ったNGOの布施祐仁さん(『平和新聞』編集長)に来ていただきました。テレビや新聞ではわからないイラクのいま、戦争の傷跡について、現地の写真のスライドを上映しながら、現地のナマの声も交えつつ、お話を聞きました。

 筆者が面白かったのは、イラクの人々が自衛隊が来ると雇用が増えると歓迎しているという報道があることについてです。なぜイラクの人々がそう思っているかというと、なんと、「ジエイタイ」という日本の企業が来ると思っているというんですね。で、イラクの人々は日本人に好意をもっているんですが、「軍隊だけは送らないでほしい」と言っているそうです。

★4月2日(金)★ 「イラク派兵について考える」を学習しました!

 田川豊さん(日本共産党東京都委員会)に、イラク派兵の問題点をわかりやすく話してもらいました。無法なイラク戦争とイラク占領に加担することになってしまう、憲法9条に違反する、自衛隊が行くことでかえって人道支援の条件を壊してしまう、など様々な問題点があります。この問題、引き続き考えていきましょう。

★4月1日(木)★ 「新生活応援!なべ会」を行いました!

 4月から新しい生活が始まる新入生のみなさんと交流しました。なべ会は民青駒場班の定番です。「なべを囲むと話がはずむ」と、好評でした。

3月の取り組み

★3月26日(金)★ 国会見学&国会議員と懇談しました!

 早稲田大学の民青班と共同で国会見学ツアーを行いました。

 まず、議員秘書の案内で参議院の議事堂内を見学し、小池晃参議院議員(日本共産党政策委員長)と懇談しました。

 その後昼食をはさんで、議員室を訪問し、小泉親司参議院議員や畑野君枝参議院議員(いずれも日本共産党)と懇談会をおこない、イラクの最新情勢などを聞き、楽しく盛り上がりました。

 小泉議員は(小泉首相じゃないよ)、イラク派兵で自衛隊が何をしているのかという話をわかりやすくしてくれました。自衛隊の給水活動は現地のNGOに比べて非常に効率が悪く有料だとか、自衛隊の復興活動は学校の雨どいを直すという程度のものでしかないとか、NHKがNGOにインタビューするときは自衛隊についてはしゃべらないという条件を守らないと話させないとか、……。面白かったです。

 最後に、参議院の本会議を傍聴しました。この日は、ちょうど2004年度予算が成立した日で、私たちもこの目で予算が成立した瞬間を見てきました。

★3月21日(土)★ 「全国高校生平和大集会」に参加しました!

 高校生が呼びかけ、平和を願い自分たちの手で行った全国高校生平和大集会に参加しました。高校生を中心として渋谷の宮下公園に800人が集まりました。各地の運動交流が、学校や生徒会から、各都道府県や地域から行われました。そして、2003年10月と12月にイラクを訪れ路上生活をしている子供たちや学校・病院への支援をしてきた大平直也さん(NGOイラク救済基金代表)がイラク現地報告を行いました。この集会の後は渋谷の街をピースウォーク(戦争反対のデモ行進)。元気な声が渋谷の街にこだましました。

★3月20日(土)★ イラク派兵反対の集会とピースウォーク(世界共同行動)に参加しました!

 3月20日は、アメリカがイラク戦争を始めてからちょうど1周年です。無法な侵略と占領が破たんするなかで、全世界規模の国際共同行動が行われました。

 日本でも各地で集会などが行われました。私たちは、日比谷野外音楽堂でおこなわれたイラク派兵反対の集会とピースウォーク(World Peace Now 3.20) に参加しました。この集会とその後のピースウォーク(戦争反対のデモ行進)には、3万人が集まりました。みんなが思い思いのパフォーマンスを行い、平和の意思を示していました。

2月の取り組み

★2月26日(木)★ 「平和について語ろうなべ会」を行いました!

 東大入試終了後、受験生のみなさんと「平和について語ろうなべ会」をやりました。大学の様子などについて、いろいろ話が盛り上がりました。

★2月23日(月)★ マルクスの『資本論』について学習しました!

 石井耕太さん(日本共産党東京都委員会)に来ていただき、「マルクス『資本論』について」をテーマに学習しました。『資本論』は全3部ありますが、その全体像を大きな視点からわかりやすく話していただきました。

 『資本論』は、現代の資本主義社会を分析する上で、必読の書です。これを読むと、資本主義社会の仕組みや矛盾がわかってきます。難解な本なので一人で読むのは大変ですから、今後も、『資本論』の学習会は行っていきます。ぜひみなさんも参加してみてはいかがでしょうか。

★2月19日(木)〜21日(土)★ 春合宿をおこないました!

 2月14日に行われた「新しい世紀と新しい綱領」(日本共産党の不破哲三議長の講演)の内容をもとに、未来社会論について学習し議論しました。

 また、民青ってそもそもどういうところなの?ということについて、初心にかえってみんなで交流しました。

★2月14日(土)★ 学習会「新しい世紀と新しい綱領」に参加しました!

 2月13〜15日に開かれた民青同盟第31回全国大会で日本共産党の不破哲三議長が行った講演「新しい世紀と新しい綱領」に参加しました。日本共産党は2004年1月13〜17日に開かれた党大会で綱領(政党が何を目指すかを書いたもので、政党の憲法のようなもの)を全面改定しました。その綱領には、日本共産党の、日本の民主的改革の内容や未来社会論がわかりやすく記されています。今回の講演では、今の資本主義社会の矛盾をどうのりこえるか、未来社会論の中身について、大変興味深いお話を聞きました。みなさんも、ぜひこのお話の内容を読んでみて下さい!

 ■不破さんのお話の内容はこちら「日本共産党の不破哲三議長の講演」

★2月13日(金)★ イラク派兵反対の集会とピースウォークに参加しました!

 明治公園でおこなわれた自衛隊のイラク派兵NO! STOP!有事法制 守ろう!平和といのち 2・13大集会に参加しました。この集会とその後のピースウォークには、1万2000人が集まりました。日本共産党の志位和夫委員長があいさつしました。

 ■志位さんのお話の内容はこちら「日本共産党の志位和夫委員長のあいさつ」

★2月5日(木)★ イラク派兵反対のピース・キャンドルナイトに参加しました!

 イラク派兵STOP! 2.5防衛庁を平和の灯で取り囲もう!に参加しました。明治公園で集会をおこなった後、防衛庁まで3.5キロの道のりをピースウォーク(戦争反対のデモ行進)。ろうそくによる平和の灯が防衛庁をつつみました。

inserted by FC2 system