みんせい駒場班が2008年に取り組んだこと

12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

12月に取り組んだこと

●総選挙の争点
●第二回Peace Night 9(早稲田で行われた憲法の集会)に参加
●社会保障とは何か

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11月に取り組んだこと

駒場祭で講演する大門議員
●資本論入門(全体の内容と、現代との関わり)
●経済学を1から理解する
●駒場祭で、経済問題についての講演会を開催(講師は日本共産党の大門実紀史参議院議員)
●日本農業の再生の道について学習

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10月に取り組んだこと

●「全国青年大集会」(10月5日)に参加
●冬学期の活動計画を作る
●学費問題について学習
●ノーベル物理学賞について(おもべん)

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9月の取り組み

★9月22日(月)〜25日(木)★ 沖縄スタディーツアーを行いました!

嘉手納飛行場
健児の塔
<一日目>
泡瀬干潟〜希少生物と多様な系を持つ干潟の埋め立て計画とその破綻、市民の声も届かず今なお工事が続くわけ〜

<二日目>
基地見学〜今なお沖縄をじゅうりんする米軍基地の実態、さらなる基地増設を食い止める運動を学ぶ〜

<三日目>
沖縄戦跡巡り〜隠れた戦争の美化、観光者の来ない戦跡の数々…沖縄戦の真実はどこに〜
戦争と復帰運動の体験者にお話を聞く〜本やドキュメントでは分からない沖縄戦と復帰運動の現実〜

<四日目>
普通の観光客として沖縄を回る〜首里城、識名園ーー沖縄有数の観光名所とおいしいそば屋、最後は絶景のビーチ〜

★9月5日(金)〜6日(土)★ 合宿を行いました!

航空自衛隊入間基地
●1日目は米軍横田基地と航空自衛隊入間基地の見学
●2日目は沖縄について学習

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8月の取り組み

★8月4日〜6日★ 原水爆禁止世界大会(広島)に参加しました!

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7月の取り組み

★7月11日(金)★ 障害者施設の実態を学習しました!

 金曜班会で、障害者自立支援法の抱える問題について、共同作業所の職員の話を聞きました。

 自立支援法のもとでの制度では、逆に障害者の施設からの退所や利用料滞納、食事の自主制限などの問題が生じていて、「自立」とは逆方向に力が働き、果ては心中にまで至ることも少なくないという、全国の痛ましい実態、職員の方自身の実感や経験談も詳しく聞けました。特に自立支援法案の審議を傍聴した際の話では、障害者の実態を知らない議員がいるなど、政治そのものの矛盾が垣間見られました。また、全国からの障害者団体らの強い訴えが少しずつ届き始め、過去にも数回見直しの措置がとられ、今後はさらにそういう団体が共同連携して運動をしていくなど、展望についても話していただきました。

 自立支援法をめぐる問題は、国の財政を切り詰めるために現場の実態を無視した机上の計算ばかり並べて障害者に対する支援を削減し、それを「自立支援」という言葉でカモフラージュしたものの、結局はすぐに現場でゆがみが生じてしまったというのが大まかな構造です。それによって命を落とした人々さえいるというのは深刻な問題です。命よりも大事なものはないということを、政治家には今一度見直してほしいと思います。

★7月10日(木)★ アジア情勢について学習しました!

 木曜班会の憲法シリーズ最終回として、フリージャーナリストの三浦一夫さんを講師として、憲法とアジア外交の関係についての学習会を行いました。憲法9条の存在意義や外交問題を解決するには話し合いを徹底して行うことが重要だと述べていたのが印象的でした。

 学習会の後は、「第2回中央委員会アピール」を読み進めて、班活動をより充実したものにする方法を話し合いました。

★7月6日(日)★ 「私たちの環境サミット」に参加しました!

 都内のさまざまな大学による合同企画「私たちの環境サミット 〜情熱的に地球を冷まそう〜」に参加しました。

 メイン企画の「地球温暖化〜解決の展望はここにある」というシンポジウムでは、まず科学者の立場から和田武さん(元立命館大学教授、工学博士、「自然エネルギー市民の会」代表)が話をしました。地球温暖化による破壊的影響を食い止めるには、産業革命時から気温上昇を2℃以内に抑える必要があり、そのために2050年には世界の二酸化炭素排出を1990年比で50〜85%削減しなければなりません。大変な目標ではありますが、自然エネルギーを本格的に導入すれば不可能ではないということで、ドイツの例を示してくれました。ドイツでは、それまで過疎のすすむ小さな農村だったのが、市民の力で風力発電所をつくり、今では売電収入で豊かに暮らせるようになっているところもあるそうです。発電所のメンテナンスなどで雇用も生まれ、若い人が村に戻り活性化しているとのことです。

 環境問題は社会全体のあり方そのものに関わる問題なのだと改めて思いました。市民にできることとして、環境にやさしいものを選ぶ消費者"green consumer"という言葉が使われますが、生産者"green producer"(和田さんの造語だそうです)でもあってこそ、社会をかえていけると話していました。環境問題解決の取り組みは、社会の中でどんな産業を育てていくかを選び、エネルギーの生産手段を市民の手に取り戻していく取り組みなのだと熱く語ってくれました。

 次に、田代忠利さん(日本共産党国際局次長)が、政治の役割などを話しました。田代さんは今年の春、イギリスとドイツに環境政策を見に行ってきたそうで、日本との違いを話してくれました。日本では町づくりを考えるとき、先に路面電車をつくる計画を立ててしまうなどしているそうです。ヨーロッパの態度の特徴は、温暖化に対する切迫感と先進国としての責任感を持っていること、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告などの科学的知見を大切にしていること、環境ビジネスに力を入れれば大きなチャンスになると見ていることだそうです。

 最後に学生が、農業に関心があって環境問題に取り組んでいる中で感じたことなどを話しました。学んでいくうちに環境問題が解決できる展望が持てるようになったとのことです。

 駒場班でも、利益最優先・行き過ぎた大企業中心主義の矛盾などを学んでいますが、自分たちが利潤を手に入れられればいい、「あとは野となれ山となれ」では環境問題の解決はできません。今後も積極的に学んでいきたいと思います。

★7月5日(土)★ 学費・教育費シンポジウムに参加しました!

 全日本学生自治会総連合主催の7・5学費・教育費シンポジウムが駒場キャンパスで開かれ、そこに参加しました。

 学生をはじめとして、父母・教員・専門家などが今の日本の高学費の問題について話し合いました。討論の中では、教育費が高すぎるために希望の進路をあきらめなければならなかった人が少なくないこと、格差と貧困が広がる中、ますます学費が父母にも負担になっていること、日本の学費が世界一高く、無償化に向けた世界の流れに逆行するものであることなどが交流されました。日本の高学費は教育を受ける権利を奪うとともに、将来社会に貢献できるはずの人の成長の機会を奪い、社会全体にも損害を与えていると思います。シンポジウムの最後には学費負担の軽減を求めるアピールが採択されました。

 終了後にはパレードが行われました。高学費の是正を訴えながら駒場から渋谷まで歩きましたが、学費に関するものでは久しぶりの大きなデモで、街頭の反応もよかったと思います。今後、班としてもこの問題に大きく取り組んでいけたらと思います。

★7月2日(水)★ 弁護士訪問を行いました!

 弁護士の坂本修さんの事務所を訪問し、お話を聞きました。坂本さんは1959年から弁護士をしていて、自由法曹団の元団長です。

 自由法曹団とは、「基本的人権をまもり民主主義をつよめ、平和で独立した民主日本の実現に寄与すること」を設立目的とし、刑事弾圧・えん罪j件、労働相談、基地訴訟、環境・公害事件、税金訴訟、消費者事件など様々な裁判に取り組んでいるほか、イラク派兵、国旗・国歌の強制、教育基本法(旧法)改定、弁護士費用の敗訴者負担などに反対する弁護士団体です。約1700人の弁護士が所属しています。

 坂本さんからは労働相談、国民の憲法9条の見方の変化、日本共産党との関わりなどについてお話を聞きました。色々と見方が変わり、広がったように感じるのでとても有意義でした。もっと時間があればさらに深く、広く法曹について聞くことができたのにと思います。また弁護士訪問を行いたいと思います。

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6月の取り組み

★6月20日(金)★ 北欧の福祉国家について学習しました!

 金曜班会で、北欧の福祉国家について学習しました。

 「週刊東洋経済」の特集「北欧はここまでやる。格差なき成長は可能だ!」の一部を読みました。「子ども3人、母は大学院博士課程」という母子家庭でも、生活に困ることなくやっていけて、公的年金だけでなく私的年金の積み立てもしている、というスウェーデンの事例に、日本との違いを思い知らされました。「スウェーデンの年金制度はどうなっているのか」「日本は財政が厳しいから北欧みたいにはできないのではないか」「道州制にしたら北欧みたいな改革に取り組めるか」などを議論しました。

★6月19日(木)★ 米軍基地問題について学習しました!

 木曜班会で、4月24日に学んだ憲法関連問題の続きとして、1年生が米軍基地問題について報告し、議論しました。

 議論になったのは、「日米安保条約は合憲なのか」「米軍基地をなくすなら、自衛隊を認めるために改憲しなければならないのではないか」「戦力をもたない、という9条の規定は現実的なのか」「安保条約を廃棄したらアメリカとの関係が悪化しないか」といった問題でした。今後さらに学びたいこととして出たのは、「フィリピンは米軍基地撤去後、どうなったか」「軍隊のないコスタリカはどうしているのか」などでした。

★6月6日(金)★ 核兵器廃絶について学習しました!

 金曜班会で、核兵器廃絶について、上級生が報告して、学習しました。

 報告では、世界と日本での核兵器廃絶運動のあらまし(歴史、背景、原水爆禁止世界大会、様々な条約など)、原爆廃絶に対する各国の立場などが説明されました。

 とりわけアメリカでの核兵器の問題を掘り下げました。国民の多くが核兵器廃絶を望んでいたり、政府官僚でも核兵器に反対している人がいること、それでも核をなくさないのはどうしてか、という話も出ました。

 報告を聞いた後の議論では、日本に原爆が落とされたことは巨視的に見て、よかったのか悪かったのか、核兵器は世界からなくせるのか、核廃絶に向けて私たちに何ができるか、などを話し合いました。

 核兵器の問題は人類全体の課題であるとは思いますが、一人ひとりがどうしていったらよいか考え行動に移していくことが必要なのだと思いました。

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5月の取り組み

 

★5月30日(金)★ 学費パレードに参加しました!

 東京都学生自治会連合が中心になって結成した「学費ZEROネット東京」の主催で、高学費を何とかしたいという学生の思いを一つにしたパレードが行われ、そこに参加ました。日本のあまりに高い学費の現状と、そのもとで苦しむ学生の実態を数多く紹介しつつ、「お金の心配なく学びたい」「学び・夢をあきらめたくない」「学費を下げて」「無利子の奨学金を増やして」といった、学生の切実な思いを声をそろえて訴えかけました。プラカードやペンライトを手にして、明るく楽しく行進している様子は、かなり通行人の注目を集められたと思います。また通行人のビラの受け取りもよかったです。広く学生の声を届けられたのではないでしょうか。

 「国立大学の授業料を私立大学なみに上げる」など、政府内でさらに学費値上げが検討される中で、このパレードのように反対運動をやるのはとても大きな意味があると思います。また、こういう運動に参加するのも、問題を傍観者としてでなく、主権者である私たち一人ひとりの問題として、より自覚的に考えられるという点で、有意義だと思いました。

★5月29日(木)★ 死刑存廃問題について学習しました!

 木曜班会で、近年特に話題にのぼることが多い死刑存廃問題について、2年生の報告をもとに学習しました。死刑を存置するか廃止するか、という論争は世界中あらゆる国で長年に渡って繰り広げられてきました。

 まず中立的な立場から存置論・廃止論両方の概要を知り、論点はどこにあるのか、何を根拠としているのか、世界の現状はどうなっているのか、などを学習しました。存置論は抑止効果、被害者感情、世論の支持、社会契約説、代替制度の未整備などを理由として死刑制度維持を主張し、対する廃止論は反人道性、被害賠償の損失、誤判可能性などを挙げて死刑の廃止を訴え、さらには死刑に抑止効果が存在しないと主張しています。どちらの論にも、うなずける言い分もあれば、納得のいかない疑問点も含まれ、昔から議論され続けてもいまだ解決されていない理由が実感できました。

 学習の後は、各自の立場と考えのもとになる部分を交流した上で議論に移りました。班員の間でも完全な存置派と廃止派、条件付き廃止派などと分かれ、立場の違いが明確な議論らしい議論になりました。非常に大きなトピックであり、数多くの視点・論点が存在する上、極めて統計的データを取りづらい問題であるため、疑問点も多く残りました。いずれ、さらに深めていけたらと思います。

 司法および裁判制度については、様々な問題が露呈しており、行政と同様に根本からの改革が必要であると思います。私たちの行動を直接縛っており、将来をも決定づける力を持つ権力であるだけに、その扱いには格別な注意を要します。現行法制度を当然のものとせず、まだ欠陥があるのだということを心に留めておくべきですね。

 次の木曜班会では、司法問題・死刑制度とくればだれもが思い浮かべる裁判員制度について学習します。死刑制度よりいっそう身近な問題ですね。

★5月28日(水)★ 第2回労働相談ボランティアを行いました!

 新宿西口で第2回労働相談を行いました。日本共産党の総選挙東京比例区予定候補の谷川智行医師も参加しました。

 1時間ほどで、10人の方がアンケートに答えてくれました。こちらがマイク宣伝などをしているだけで、若者が私たちの持っているパネルをじっと見るなどして集まってきました。今回も切実な実態が寄せられました。「食事をしていると『ここは派遣の席じゃないんだ』と言われた」「正社員になりたくて仕事を探しているが、派遣で働いていたことが分かると敬遠される」「正社員で就職したが2か月でクビになった」…。国会では、野党4党が派遣法の改正に向けた協議を進めることに合意しました。このことを話すと「ホントですか?」と嬉しそうな顔を見せる人もいました。情勢は前向きです。私たちの取り組みを少しずつでもいいから、着実に大きくしていきたいですね。

★5月25日(日)★ 五月祭企画「護憲×改憲 徹底討論」に参加しました!

 九条の会・東大(「九条の会」アピールに賛同する東大生の会)と&本郷憲法研究会が主催した公開討論会に参加しました。論者は小澤隆一さん(東京慈恵会医科大学教授。専門は憲法学。九条の会」事務局。)、笠井亮さん(衆院議員。日本共産党国際局次長。国会憲法調査特別委員。)、森本敏さん(拓殖大学教授。専門は安全保障論、国際政治。元自衛官。)、山崎拓さん(衆院議員。自由民主党元幹事長・副総裁、現自民党外交調査会長。)の4名(五十音順)でした。

 討論のテーマは、憲法9条をどうするか、日米関係と国際貢献、北東アジアでの平和構築に向けて日本がとるべき外交・安保政策は、北東アジアでいかにして平和をつくるか、というものでした。

 憲法9条改定の目的について、山崎さんが解釈改憲にはもう無理があると述べ、森本さんがあるべき国の形に合わせて改憲すべきだと述べたのに対し、小澤さんは憲法改正はアメリカの軍事戦略にもっと協力していくために行われるものであると批判し、笠井さんは世界で評価されている憲法9条をかえるべきでないと主張するなど、意見の分かれる場面が多かったです。今議論されている自衛隊の海外派兵の恒久法については、笠井・小澤両氏が、今行われている米軍再編の中で米軍と自衛隊の一体化が進んでいることを指摘し、そのような流れの中でアメリカへの協力を強めようとして派兵恒久法が制定されようとしているのだと述べたのに対し、山崎・森本の両氏はこの2つは無関係だと(特に根拠は示しませんでしたが)述べていました。

一方、意見が一致する場面もありました。特に北東アジアの平和形成については日朝国交正常化のための超党派の議員連盟の会長を山崎さんが、副会長を笠井さんが務めているということもあり、朝鮮半島の非核化が重要だということで意見が一致しました。日本では過剰で根拠に乏しい北朝鮮脅威論がはびこり、北朝鮮との対話は無意味だというような主張もありますが、少なくとも政治の場ではこの問題について理性的な最小限のコンセンサスが得られているということだと思います。自民党が拉致問題ばかりを強調しすぎる面は否めませんが。

 全体としては、露骨な改憲論があまり出されなかったという印象を受けました。安倍晋三内閣の時期には、首相自身が憲法改定を強く主張し、しかもその目的としてアメリカへの協力を平気で挙げていたことと比べると大きな変化だと思います。この背景には教育基本法の改定や改憲手続き法の制定を強引に進めてきたことに対する危機感や、憲法を守る運動の広がりにより、世論が憲法を守る方向へと大きく動き、改憲派が堂々とものをいいにくくなってきているということがあると思います。

★5月25日(日)★ 五月祭企画「格差と貧困 打開への道」を行いました!

 駒場班・本郷班共同で、五月祭で「格差と貧困 打開への道」という企画を行いました。講師は稲葉剛さん(「NPO法人自立生活サポートセンター・もやい」理事長)。

 路上生活者支援のパイオニアである稲葉さんのお話は、衝撃的な実態をもとに現在の貧困のあり方を解説した、とても貴重なものでした。路上以外でも深刻な貧困があらわになり、格差も広がっているといわれる今、私たちもこの問題を真剣に考えていかなければなりません。

《参加者の感想》

  • 貧困の問題は経済的のみならず、人間関係が大きな要因と知り、特に一度野宿状態に陥る方々が元の状態に戻ることがいかに難しいのかという視点を示していただけたのは大きな意義でした。(教育学部)
  • 普段目を背けようとしてしまっている問題について、改めて考えさせられました。「最底辺」の状態を目にしたとき、自分には何もできないと思うと、何もできないのにそういう状態を見続けるのは苦しいから、目を背けて自分のことだけを見ようとしてしまう。「あの人たちよりは恵まれているかた文句は言わない」のではなく、自分なりに貧困に向き合って、隠さずにいこうと思います。(文学部)

★5月23日(金)★ 「環境社会学」について学習しました!

 金曜班会で、「環境社会学」(鳥越皓之著、東京大学出版)という題の本について2年生が報告し、学習しました。

 この本は、近年の環境問題を社会学的にとらえようとする意図で書かれており、環境を人間とのかかわり方で分類してそのあり方を述べたり、社会的ジレンマの話題を絡めた話が盛り込まれ、地域コミュニティの充実を説くといった内容でした。地域コミュニティの話題に関連して、自己充足的な農業社会への回帰をほのめかす文面もあり、その点などについて議論しました。

★5月22日(木)★ 学費問題の学習会に参加しました!

 「学費ZEROネット」が主催した学習会に参加しました。学費ZEROネットとは、都内の学生自治会のある大学を中心に、学生自治会のない学園も含めて構成され、高学費の実態を学び、社会にアピールするネットワークです。

 各学園の取り組み報告、東京都学生自治会連合の執行部による情勢報告、各班に分かれての分散討論、おわりに各班で話し合われたことの全体での交流、という流れで進行しました。都内の大学が連携していくことは、新たな原動力でもって学費問題を前進させることにつながるのではないかという期待が持てました。

★5月21日(水)★ 自主ゼミ「資本論を読んでみる」第2回を行いました!

 資本論を読み解く自主ゼミの導入編パート2を行いました。講師は東大OBで日本共産党東京都委員会に勤めている石井耕太さん。今回のテーマは“マルクスをマルクス自身の歴史のなかで読む”。「資本論」は出来上がった教科書なのではなく、マルクスの40年にわたる「資本主義」研究の苦闘の跡があります。マルクスはどのような探求を経て「資本論」執筆に至ったか、も踏まえて読むと、マルクスの試行錯誤と発展の足取り、マルクスが書ききらなかった大構想が見えてきます。

★5月20日(火)★ 第4回ランチタイム交流会を行いました!

 昼休みに、ご飯を食べながら、民青の活動紹介をしました。

★5月15日(木)★ 学費問題について学習しました!

 学費問題について、1年生の報告をもとに学習しました。

★5月8日(木)★ 教育における愛国心について学習しました!

 木曜班会で、2006年の教育基本法改定で、教育によって愛国心を育てることになったことの是非を考えました。そもそも愛国心とは何か、愛国心の度合いは測れるのか、外国と比べられるのか、軍国主義への一歩ではないのか…など、様々な疑問が出され、議論も盛り上がりました。

★5月7日(水)★ 自主ゼミ「資本論を読んでみる」第1回を行いました!

 資本論を読み解く自主ゼミをスタートしました。講師は東大OBで日本共産党東京都委員会に勤めている石井耕太さん。第1回は“なぜ「資本論」か”を討論しました。「資本論」は140年以上前のマルクスの著作ですが、現代社会を分析する最良の手引きになります。

★5月3日(土・祝)★ 「5・3憲法集会」に参加しました!

 日比谷公会堂で5・3憲法集会が開かれ、私たちも参加しました。

 元米陸軍大佐でイラク戦争に反対する運動を行っているアン・ライトさんや音楽評論家・作詞家の湯川れい子さん、日本共産党の志位和夫委員長、社会民主党の福島瑞穂党首らが発言し、他にも多くの方が、平和憲法が世界平和に貢献してきた役割の大切さと平和への思いを訴えました。

 集会後は、銀座をパレードしました。

★5月1日(木)★ 学習会「“脱アメリカ”〜中南米特派員が見た世界の構造変化〜」を行いました!

 元しんぶん赤旗メキシコ特派員の松島良尚さん(日本共産党国際局員)を招いて脱アメリカについて学習しました。

 つい最近も南米パラグアイで、貧困層から強い支持を得て新自由主義からの脱却を掲げる新政権が誕生しました。

 いま南米では次々と対米自立をめざす変革が起こっています。南米だけでなく世界で広がる「脱アメリカ」。世界はなぜアメリカ中心をやめようとしているのか、根本に経済や外交のどんな変化があるのかなど、リアルタイムに動きを見てきた松島さんにことの真相を聞き、21世紀の日本の進路を考えるよい機会となりました。

★5月1日(木)★ 第3回ランチタイム交流会を行いました!

 昼休みに、けんちん汁と炊き込みご飯を食べながら交流しました。

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4月の取り組み

★4月30日(水)★ 自主ゼミ「資本論を読んでみる」ガイダンスを行いました!

 資本論を読んでみたいけれど1人ではちょっと…という新入生の要望にこたえて、資本論を読み解く自主ゼミを企画しました。講師は東大OBで日本共産党東京都委員会に勤めている石井耕太さん。とりあえず第1回はガイダンスとして、「資本論はどんな著作か」「どう読んだら資本論の核心に迫れるか」「資本論を読めば21世紀が見えてくるのか」などを考え、それぞれの関心を交流しました。

★4月26日(土)・27日(日)★ 「インカレ春★フェスタ」を行いました!

 1泊2日でインカレの合宿を行いました。

住宅地の中の横田基地

 26日は、各界の先輩と進路を考える企画「明日の自分に会いに」。弁護士、若手研究者、記者、NGO職員など、社会で活躍する先輩に話を聞いて、働くこと、生き方について語り合いました。夜は新入生歓迎交流会を行いました。

 27日は、米軍横田基地ツアー。東京ドーム153個分の基地の巨大さをこの目で見ることができました。これほど大規模な外国軍の基地が首都にある国は日本だけ。なぜ、日本がアメリカいいなりなのか、その理由がちょっとわかったと思います。

★4月25日(金)★ NHKスペシャル「ワーキングプア」を見ました!

 ワーキングプアの問題が広く社会に知られるきっかけになった「ワーキングプア」(06年7月にNHKで放送)のビデオを見て、日本の格差と貧困について考えました。

★4月24日(木)★ 「徹底討論 憲法九条はいかせるか?」を行いました!

 公開班会として、憲法について考える討論会を行いました。上級生が憲法9条について調べたことを発表した後、「9条をめぐって何が問題になっているのか?」、「いま世論はどうなっているのか?」、「9条は理想?」など、日頃の疑問や意見を交換しあいました。憲法9条が世界の中でどう位置づけられているのか見えてきました。

★4月23日(水)★ 授業がますますオモシロくなる理系のための勉強講座 第1回を行いました!

 理系の上級生が授業でわからないところを教えたり、授業で学ぶことが専門でどう役に立つかを丁寧に解説する講座(通称「おもべん」)のガイダンス&第1回を行いました。環境・エネルギー問題と、数学のε-δ論法について勉強しました。

★4月22日(火)★ ランチタイム交流会を行いました!

 昼休みに2回目のランチタイム交流会を行いました。肉豆腐丼を食べながら交流しました。

★4月18日(金)★ 第1回労働相談ボランティアを行いました!

 新宿西口で第1回労働相談を行いました。日本共産党の事務所に労働相談に来ていた方がいたので、その方の相談をする組と、街頭でアンケートを用いて対話する組に分かれて行いました。週60時間労働で残業代なしという人や、過労死ラインの労働時間で働いていて体調が悪いという人がいて、改めてショックを受けました。私たちの取り組みの重要性と私たち自身の勉強の必要性を感じました。

★4月18日(金)★ 学習会「元日テレプロデューサーが語る メディアの真実」を行いました!

 「ルックルックこんにちは」などワイドショーを手がけてきた元日テレプロデューサーの仲築間卓蔵さんを招いて、メディアの裏側の話を聞きました。メディアの多様化の時代にテレビはどんな役割を果たせるのか、私たちに必要なリテラシーは、政治とメディアの関係はどうあるべきか、メディア関係者の良識や良心はどこまで番組に生かされるのかなどの話を聞きました。情報化社会のなかで、ただ情報を受け取るのではなく、見極めていく必要を感じました。

★4月17日(木)★ 学習会「貧困と格差 若者の現場から」を行いました!

 首都圏青年ユニオン書記長、反貧困たすけあいネットワーク事務局長をつとめている河添誠さんを講師に、「貧困と格差 若者の現場から」という企画を行いました。

 貧困層の増大に歯止めがかからない日本社会。その渦中にいる若者自身のネットワーク「青年ユニオン」や「反貧困ネットワーク」が、いま注目されています。東京新聞では今年の元旦の社説を「『反貧困』に希望が見える」と題して取り上げるなど、マスコミでも話題になっています。貧困のリアルな実態も聞くことができ、どこに「希望」があるのか考える貴重な機会になりました。

★4月15日(火)★ ランチタイム交流会を行いました!

 昼休みにランチタイム交流会を行いました。短い時間でしたがなかなか話が盛り上がり、カレーもおいしかったので新入生には満足してもらえたようです。

★4月13日(日)★ 学習会「専門家に聞く環境問題」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第32弾「専門家に聞く環境問題」に参加しました。坂口明さん(しんぶん赤旗政治部記者)の話を聞きました。

 坂口さんは97年12月の京都会議から取材を行い、今年の3月には環境先進国ドイツ・イギリスの政府や環境NGOの取り組みを取材された方です。ヨーロッパの先進的な取り組みを学び、4月1日から第一約束期間も始まった中で、日本がどういう位置にあるか、何をすべきかを考えさせられました。

★4月12日(土)★ 学習会「国際NGOに聞く 憲法9条活用法」を行いました!

 「国際NGOに聞く 憲法9条活用法」という企画を行いました。講師は原水爆禁止日本協議会の事務局次長である土田弥生さん。世界の反核平和の流れや、日本の対応、憲法9条をどう活かすかなどなどについて、お話して頂きました。

★4月10日(木)★ 学習会「元教師と考える学力低下、いじめ、競争教育」を行いました!

 現役の小学校で教えている河合尚規先生(東京の民主教育をすすめる教育研究会議 議長)を招いて、「元教師と考える学力低下、いじめ、競争教育」という企画を行いました。まず「ゆとり教育」について、「ゆとり」と言うけれど実際にはできない人はできないでよいということで、そのためにこどもたちが十分な学力を保障されず、格差が作られているのだということを話していました。その背景には、働く人を一部のエリートと大多数の流動的な労働者に分けようという財界のねらいがあるそうです。また、実際には激しい競争教育でゆとりはなく、また、日の丸・君が代の強制に見られるような管理教育の強まりもあり、こどもたちは豊かに発達する機会を奪われていると話されていました。その中でこどもたちが自己肯定感を持てずに不安にさらされ、非行などにもつながっているそうです。

 このような困難な状況ですが、こどもを本当の意味で大切にする教育を行おうとする取り組みも行われているそうです。今世界で行われている環境問題や平和づくりへの努力を後押しするためにも、人間としての豊かな発達につながる教育を行っていく必要があるということでした。

★4月9日(水)★ 学習会「マルクス『資本論』の現代的読み方入門」を行いました!

 日本共産党中央委員会社会科学研究所の市橋秀泰さんを講師に、「マルクス『資本論』の現代的読み方入門」という学習会を行いました。

<p> いま書店に行くと必ずマルクス本を見かけます。「アエラ」や「経済」など、雑誌でも特集を組み始めています。格差社会、投機マネー、環境問題など、資本主義そのものに由来する問題に直面するなかで、世界的にマルクスへの注目が高まっています。

 マルクスの主著「資本論」のダイジェストを分かりやすく学ぶことができました。

★4月7日(月)・8日(火)★ カリキュラム相談会を行いました!

 新入生向けにカリキュラム相談会を行いました。時間割の作り方、おもしろい授業、大学での学びの全体像などを語り合いました。

★4月3日(木)★ 学習会「農業再生と自給率向上の道」を行いました!

 「農業再生と自給率向上の道」という企画を行いました。講師は農民連(農業NGO)の真嶋良孝さん。最近話題の中国産の冷凍餃子の背景や、食料の高騰の問題、食糧主権などなど、日本の農業問題の全体像をお話していただきました。参加した新入生からは、「今まで受験勉強ばかりだったので、現実の社会問題として食糧自給の話が聞けてとても新鮮でした。」などの声が寄せられ、とても興味深い企画になったと思います。

★4月2日(水)★ 学習会「環境問題で研究者に何ができるか」を行いました!

 「環境問題で研究者に何ができるか」という企画を行いました。工学部の4年生の学生がレポートして、現在の環境問題の現状と、高校や大学での学びと地球環境問題を結びつけて学習しました。参加者からは、「環境問題が科学者が果たす責任が大きいことがわかり、大学でがんばって学んでいこうと思いました。」などの感想がありました。

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3月の取り組み

★3月28日(金)★ 国会見学ツアーを行いました!

 早稲田大学などの民青班と共同で「国会見学ツアー」を行いました。

 予算審議最終盤の国会を見学し、衆院と参院の関係など、そもそもの仕組みについても学べました。

★3月27日(木)★ 就職問題について学習しました!

 班会で、就職問題について学習・議論しました。

★3月23日(日)★ 学習会「市民の目から考える地球温暖化ー地球温暖化防止の取り組みの現状と課題」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第31弾「市民の目から考える地球温暖化ー地球温暖化防止の取り組みの現状と課題」に参加しました。早川光俊二さん(弁護士、CASA専務理事)の話を聞きました。

 早川さんの話の内容は、加速していく温暖化がまったなしの問題であり、きちんと対策すべきであること、また国際的にはバリ会議などが行われて前向きな方針が決まっていますが、それに逆行するアメリカと、アメリカについていく日本政府の現状などでした。そして解決のために日本政府がしていくべきことや、私たち市民の行動やNGOの活動が政府の方針に大きく影響を与えることができ、温暖化解決に大きな役割を持てるという展望を示してくれました。

★3月2日(日)★ 学習会「目からウロコの経済学」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第30弾「目からウロコの経済学」に参加しました。今宮謙二さん(中央大学名誉教授)の話を聞きました。

 ニュースなどでサブプライムローンや世界同時株安などの言葉がとびかっています。ガソリン、灯油や多くの食料品など生活必需品の値上げが私たちの生活にも大きな影響を及ぼしていますが、背後には投機マネーの影響があると言われています。さらに貧困と格差の拡大がすすみ生活の不安が広がっています。なぜ、日本で貧困と社会格差が広がっているか、どうやったら誰もが安心して暮らせる日本をつくれるかを考えるきっかけとなる学習会でした。

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2月の取り組み

★2月26日(火)★ 「試験おつかれさま鍋会」を行いました!

 東大入試終了後、受験生のみなさんと「試験おつかれさま鍋会」をやりました。大学の様子などについて、いろいろ話が盛り上がりました。

★2月22日(金)〜23日(土)★ 新歓準備合宿を行いました!

 新入生歓迎の取り組みを行っていく準備をするための合宿を行いました。1日目は科学的社会主義の世界観の学習をしました。

 2日目の午前は香西克介さん(民青同盟東京都委員長)を講師に、民青同盟の歴史について学習し、午後は新歓パンフレットの内容などを話し合いました。

★2月13日(水)★ 日本共産党の演説会に参加しました!

 江東区の有明コロシアムで開かれた日本共産党の演説会に行きました。日本共産党の志位和夫委員長が今の政治について話しました。また、俳優の米倉斉加年さんの応援あいさつ、東京の比例・小選挙区予定候補の決意表明なども聞くことができました。

 今、福田政権への批判は急速に拡大していて、内閣支持率は3割台という「危険水域」に入っています。にもかかわらず、自公政治は打開策を十分に示すことができずにいます。また、4月実施中止を求める声が高まっている後期高齢者医療制度の問題をはじめ社会保障をどうするか、ガソリン値下げに関わる暫定税率・道路特定財源問題をどうするか、貧困と格差の問題をどうするか、など、問題は山積しています。その一方で、消費税増税と派兵恒久法をめざす「大連立」をメディアがあおるという事態も生まれています。こうした情勢を、日本共産党の立場から見ることができ、よい学習の機会になりました。

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1月の取り組み

★1月31日(木)★ 投機マネーについてさらに学習しました!

 木曜班会で、先週に引き続き投機マネーの学習をしました。前回の学習で出た疑問をみんなで考え、さらに理解が深まりました。

★1月24日(木)・25日(金)★ 投機マネーについて学習しました!

 木曜班会・金曜班会それぞれで、1月7日にNHKで放送された『新マネー潮流』という番組を見つつ、投機マネーについて学習しました。今話題になっているサブプライムローンやそれに関わる世界経済の問題について議論しました。

★1月22日(火)★ 女性講座を行いました!

 女性問題講座・特別編「わたしがわたしを大切にするとは‐DVトラウマからの回復」を行いました。講師はNPO法人レジリエンスの西山さつきさん。なぜDVは起こるのか、トラウマから回復する道は、社会を構成する私たち一人ひとりにできることは…など、DV被害の経験者であり、傷つく女性をサポートするNPOで活動している西山さんの話をもとに考えました。

★1月17日(木)・18日(金)★ 「ワーキングプア3」を見ました!

 木曜班会・金曜班会それぞれで、2007年12月16日に放送された「ワーキングプア3 〜解決への道〜」のビデオを見て感想交流しました。

★1月13日(日)・14日(月・祝)★ 合宿を行いました!

 1泊2日で合宿を行いました。

 1日目は、東大本郷班と合同で新歓に関する議論を行いました。最初に、2年生が民青に入ってよかったことや、班活動を進める上で大事にしていることを発言し、次に3年生が新歓を行う意義や楽しさについて語りました。

 その後は2人の発言を受けてなぜ民青に入ったか、新歓を行う上で不安なこと、なぜ民青を大きくしたいかなどを議論しました。

 2日目はフィールドワークとして、戦跡めぐりを行いました。

★1月10日(木)・11日(金)★ 「戦跡めぐり」の事前学習を行いました!

 木曜班会、金曜班会それぞれで班合宿(1月13日〜14日)でのフィールドワーク「戦跡めぐり」の事前学習をしました。日本のアジア太平洋戦争について学び、その中での東京での空襲などについて学び、そして東京の戦跡についての事前学習を行いました。

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