みんせい駒場班が2006年に取り組んだこと

12月 11月 10月 9月 8月 7月
6月 5月 4月 3月 2月 1月

12月の取り組み

★12月22日(金)★ 学習会「日本の現在と未来を考える」に参加しました!

 日本共産党といっしょに日本をかえるネットワークKOMABA(日本共産党の駒場の学生後援会です)が主催した企画に参加しました。日本共産党の参院比例代表候補で医師の谷川智行さんの話を聞きました。

★12月14日(木)★ 「変えないで!教育基本法・2〜東大から国会へGO!」に参加しました!

 「教育基本法を守り生かす会」が主催したナイトパレードに参加しました。教育基本法の改定に反対することをアピールしながら、東大の駒場キャンパスから国会までパレードを行いました。

★12月7日(木)★ 「変えないで!教育基本法〜東大から国会へGO!」に参加しました!

 「教育基本法を守り生かす会」が主催したナイトパレードに参加しました。教育基本法の改定に反対することをアピールしながら、東大の本郷キャンパスから国会までパレードを行いました。

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11月の取り組み

★11月26日(日)★ 駒場祭企画:アジア平和フォーラム第2弾「平和なアジアへ 未来のための対話」を行いました!

 駒場祭で、アジア平和フォーラム実行委員会との共催で企画を行いました。

★11月11日(土)〜12日(日)★ 合宿を行いました!

 フィールドワークを含めた合宿を行いました。11日の午前は米軍基地問題について、2年生がレポートして議論しました。

 その後は横須賀平和委員会の人の案内で、米軍横須賀基地を見学しました。

 夜は「第2回中央委員会決議」を学習しました。

 12日の午前中は、2004年の第3回アジア政党会議で採択された北京宣言を学習し、駒場祭企画について考えました。

★11月2日(木)★ 北朝鮮問題について学習しました!

 木曜班会で、2年生のレポートをもとに北朝鮮問題について議論しました。

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10月の取り組み

★10月27日(金)★ 尾木直樹講演会に参加しました!

 東大駒場キャンパスで尾木直樹さん(教育評論家・法政大学教授)による講演会「教育基本法ってかえていいの?尾木直樹講演会」が開催され、そこに参加しました。

 企画はまず実行委員長あいさつではじまり、教育基本法改定の動きやイギリス・フィンランドの教育など、他国との比較を含めた日本の教育についての問題提起がなされました。次に、教育基本法をわかりやすく読み解いた「11の約束」を高校生・学生・青年の代表が群読しました。また、高校生・大学生・教職員からそれぞれ教育基本法や教育そのものについてのアピールがあり、いじめや学費、また現在の子どもが直面している管理教育などについての実態が語られました。

 その後、尾木先生が、教育をめぐる様々な問題や教育基本法の価値について、具体例を挙げながらわかりやすく説明して下さいました。特に、いじめが生じること自体よりもいじめを解決できないことが問題であり、いじめ減の数値目標を押し付けて、いじめの隠ぺいを余儀なくさせるような政府からの圧力が、教育基本法改定でさらに加速するという話には非常に説得力がありました。また、教育基本法の改定が「国を愛する態度」などに代表されるように、形式ばかりを押し付ける管理主義をはらんでおり、それが子どもたちの心と感性の健やかな発達を阻害し、人々を国家の臣民にしようとする意図があることも指摘されました。日本国憲法の「理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである」という文言のように、教育基本法には次世代への全幅の信頼が込められており、私たち一人ひとりがその精神を継承していかなければならないといえます。尾木先生の軽妙な語りを楽しみながらも、今の日本社会全体がおかれている瀬戸際の状況について学び、自分たちができることについて考え行動していくための勇気がもらえる、すばらしい企画でした。

★10月27日(金)★ 学習会「学校の先生が語る教育基本法と子どもたち」を行いました!

 金曜班会では、元小学校教員で東京都教職員組合の委員長を務めたこともある増田孝雄さんを招いて、教育現場に関わってきた人の目から見た教育について語っていただきました。

 増田さんはまず、今の教育関係者が定めている教育について、教育基本法だけでなく、そのもととなっている日本国憲法や学校教育法についても解説しながら話をして下さいました。「能力に応じた教育」とは、それぞれの発達の段階に応じてということであって、それぞれの人に限界があるという意味ではないということや、教育は何よりも「人格の完成」を目指すものであり、それが義務教育で行われる普通教育であって、専門的な知識を身につける専門教育とは区別されるのだそうです。現場で働いている良い先生は、こうしたことを学んでいなくても体で分かっていて実践できているということも話していました。

 増田さんは次に、それがどのようにゆがめられたのかについて述べました。戦後直後は教育基本法に基づいた教育が実際に目指されていました。当時の文部省の作った「教育基本法の解釈」という冊子には教育の一番の目標は人格の完成であると記されていたそうです。学習指導要領もあくまで手引きにすぎず、現場の教員がさらに工夫してより良い教育を行うことが推奨されていました。しかしアメリカの占領政策の転換などによりそうした試みはわずか数年しか続きませんでした。学習指導要領は現場の先生が従うべきものとなり、教育内容もどんどん増加して詰め込み化が進み、日の丸・君が代なども盛り込まれてしまいました。その中で普通教育であるほどの義務教育も、知識を身につける専門教育のようになってしまったということです。今回の教育基本法改定の動きはその延長線上にあります。

 増田先生は、教育基本法の改定を止めるために、3人以上が集まる学習会ならどこにでも出かけているそうです。私たちも日本の教育をよくしていくためにできることをやっていきたいですね。

★10月26日(木)★ 学習会「憲法の魂と医療実践」に参加しました!

 東京民医連が主催した、「憲法の魂と医療実践」という企画に参加しました。

 はじめは伊藤真さん(伊藤塾塾長)の話を聞きました。「やっぱり日本も軍隊を持たないと怖い」「外国から攻められたときに国民を守るためには軍隊が必要じゃないか」という意見もあります。これに対し、元自衛隊員が書いた本にも「軍隊は国民の生命や財産を守るためではなく、国家を守るためのものではない」と書いてあることや歴史上の事実(沖縄戦など)を示しながら、軍隊にとっては国民の安全は一番後回しになる、と伊藤さんははっきり述べました。だからこそ、自民党新憲法草案の九条でも国民の安全は最後に書かれているわけです。

 次に、伊藤さんは憲法と法律について話しました。「国民多数の意志に国家権力が従うのが国民主権だけれども、ムードに流されたりして多数派が過ちを犯すことがある。だから、あらかじめ冷静なときに多数派でも奪ってはいけない価値を定めておく、それが憲法だ」と言っていました。憲法は国民が国家権力を縛るためにあるのだから、憲法の条項に責任や義務がなく、権利がたくさん書かれているのは当たり前なのだそうです。

 それから、平山陽子さん(医師)の話を聞きました。患者一人ひとりの人生に向き合う、家庭医という仕事の中で、生活保護を受けたくても受けられない患者さん、身寄りもなく老人ホームに入りたいけれど、待機者が多く入所のめどがたたない患者さんなど、幸せに生きる権利が守られていない実態に触れることがあるということを話していました。これは生活保護のための予算を国会があらかじめ決めて、その中からしか生活保護が出来ないようにしていることが大きな原因なのだそうです。さらに国庫負担が減り、患者負担は増え、満足な治療も受けられない人がいるという話を現場の医師から聞くと、その深刻さをより強く感じました。

 その後は、伊藤さんと平山さんの対談を聞きました。

★10月20日(金)★ 「ワーキングプア」について学習しました!

 金曜班会ではNHKスペシャルの「ワーキングプア」のビデオを視聴し、その後感想交流を行いました。

 ビデオの内容は働いていても年収が生活保護世帯以下のいわゆるワーキングプア(働く貧困層)の人たちの生活や仕事の実態を放映し、それに対して3人の有識者がコメントを加えるというものでした。ワーキングプア層は近年増加しており、その背景には非正規雇用の増加があるという内容も指摘されていました。ビデオの中では住所がなく、面接に行く交通費もないために非正規の仕事もなかなか見つからないという人や、ゴミ箱に捨てられた雑誌を拾って売って生活をしているという人、ほとんど収益の上がらなくなった田や畑を管理しながらなんとか生活している人などの生活が描かれており、ワーキングプアの人たちの生活の切実な実態を浮き彫りにしていました。最後には3つのアルバイトを掛け持ちしてやっとのことで子供を学校に通わせている父子家庭の父親の話も紹介され、単に社会的な経済格差が広がっているのみならず、それが世代を超えて引き継がれてしまうという問題も取り上げられていました。

 有識者の話ではこのような状況がよくないということでは一致していました。しかし、政府が役割を直接果たしてこの問題を解決すべきだという意見もあった一方で、今富んでいる人がさらに富を得られるようにしてその富を税や寄付という形で所得の低い人に分けられるようにすべきという意見もあり、対策については意見が分かれていました。ただそれでも格差の固定化を避けるために政府が教育にもっとお金を使うべきだということについてはみな一致しており、高学費などによって生まれる教育格差の問題が深刻であるということが分かりました。最後にNHKの人が「このような人たちに対して『努力が足りない』という人がいるが、自分が今回取材した人の中で努力していない人は一人もいなかった」と言っていたのが印象的でした。

 安倍晋三首相も国会で「ワーキングプアを前提にコスト、生産の現状が確立されているなら大変な問題だ」と答弁しています。ワーキングプアを生み出している政府や企業の責任は非常に大きいと思います。

《感想》

  • NHKにしては大企業や国に対してだいぶ批判的だなと思った。ただ、ここで出ていないのは大企業が大もうけをしているということ。国家は経済の支配層が握っていて、格差を助長している。たくさん儲けた人の寄付で貧しい人を救うというのは封建時代や初期資本主義の古い思想。そうではなく、格差を是正するのは国の責任だと思う。
  • 農業の問題ではWTOの矛盾が表れていると思った。国際競争のために農地を荒らしてしまってはいけない。米などの値下がりで農業が苦しくなるのもWTOによるグローバリゼーションの弊害。ワーキングプアの人を扱うというのも大事だが、同時にその根本原因を考えなくてはいけない。
  • 小さいころは学校に行けるのが当たり前、学校に行けば働けるのが当たり前と思っていたが、そういう常識がどんどん崩れてきているのではないかと思う。ビデオに出てきた35歳の人は貧しい家庭に育ってその日その日を一生懸命に生きようとしているうちに35歳になってしまったという。今の日本ではこういった人が増えている。以前はこうしたことは考えられていなかったので画期的な番組だったと思う。

★10月19日(木)★ 教育基本法改定問題について引き続き議論しました!

 木曜班会では、教育基本法についての議論の続きを行いました。まず、各人が5分程度で、現在の改定案について考えるところや、教育基本法の理念を実感できた学びの経験などについて語りました。その後、目立った疑問点や改定案の矛盾についてさらに深く突っ込みました。

 特に議論が盛り上がったのは、班員の中から出た「一部のエリートだけを育成して企業に役立つ人材をつくるという方針と、国家にひたすら忠実な人間をつくるという方針との間に矛盾を感じる」という疑問についてです。確かにこの点で、改定勢力は根本的な自己矛盾を常に抱えています。それを覆い隠すために、トップダウン式で統制の強い教育をめざしており、教育基本法を一気呵成に変えようとする理由もそこにあるのだということが見えてきました。

 また、安倍政権が提唱する教育改革はイギリスのサッチャー政権の改革を手本としていますが、これについて東京新聞に興味深い記事がありました。イギリスで行われた教育改革の結果、過度の競争・教育格差が起こったり、教育に対する行政介入が横行したりと、逆に教育のすさまじい荒廃が生じたことがわかりました。

 これらの学習・議論を通して、教育基本法や教育そのものについての認識がさらに深まりました。また、それぞれが自分なりの教育観を語り、それを交流するという楽しさも大きかったです。今後もこういう場をつくっていきたいと思いました。

★10月14日(土)★ 教育基本法改悪反対大集会in東京に参加しました!

 今国会で狙われている教育基本法の改定に反対するための27000人規模の大集会が行われ、そこに参加しました。

 様々な労働組合の代表や国旗国歌訴訟弁護団の人、障害者の権利を守る運動をしている人、教員、評論家の佐高信さん、国立市長の上原公子さん、日本共産党の志位和夫委員長などが挨拶をし、「教育基本法の改悪を止めよう!全国連絡会」(東大の小森陽一先生や高橋哲哉先生が呼びかけ人をしている団体)や社会民主党の福島みずほ党首からメッセージが寄せられるなど、実に幅広い人が共同した集会となりました。今の教育基本法改定に反対するという一点で共同していくという意味で重要な意義を持った集会となったのではと思います。

 終了後はデモ行進を行いましたが、青年は他の団体とは別コースで代々木公園まで行きました。今回のデモは音楽を流しながら話すなど、一般的なデモとは違った雰囲気で行われました。

★10月13日(金)★ 教育基本法改定問題について学習しました!

 金曜班会でも、まず1年制が教育についてレポートをしました。

 教育基本法が変えられたらどうなるか、今実際に教育の現場で起こっている問題を指摘し、政府改正案はそれを助長するものであるという内容でした。

以下レポート内容

・免許更新制度は、国の方針に従わない教師に「だめ」という、言論の自由を奪いかねないものである。
・学力テストも、テスト自体悪ではないが、教師の研究材料としてではなく、単純に比較するデータとして使う、そんな意義のないことで教師現場を振り回すのはおかしい。
・北海道では、高校が1学年3クラス以上ないと競争が出来ないから、といって統合され、遠い高校までの交通費などもかかり、お金がないと進学できないという問題を生んでいる。
・愛国心自体否定されるものではないが、安倍首相は純粋な郷土愛より、体制に対する愛を育てようとしている。

《感想》

  • 教育現場で、「できるかどうか」や「徳目」でしか評価せず、その人自身を見ないのはおかしい。できる子も、下におちたらいけないと追い詰められ、できない子は「できない」という無力感がある。どちらにとっても良くない。
  • 競争・選抜はその人の将来にも関わる。今の状態だと経済力がある階層が再生産される。階層の中で平等に扱われるかが大切。家庭や地域で差があり、土台が違うのに競わせるのは間違い。
  • 最初はできなくてもそのうち急に伸びることがある。1人ひとり伸びる時期とかあるのに、序列を作ってやる気をなくすのは嫌だ。
  • 教育基本法第2条の「その能力に『応ずる』、ひとしい教育」という言葉が、「応じた」に変えられようとしている。「応ずる」はそれぞれの発達段階に合わせて、ということだけれど、「応じた」だとその子の能力を決めつけてそれにあわせた教育になってしまう。
  • OECDは平等にした方が経済発展が推進されると言っている。PISAショックから学ばないといけない。                                   

★10月12日(木)★ 教育基本法改定問題について学習しました!

 木曜班会で教育基本法についてのレポートを1年生が行い、それをふまえて議論をしました。

 レポートでは教育基本法制定の経緯や現在の改定の目的などについてわかりやすく説明したあと、日本の教育基本法を手本にして教育改革を行い、PISA調査で高い学力を示したフィンランドの教育事情についての興味深い報告がされました。これを受けて以下のような論点が出され、議論が盛り上がりました。

  • より良い教育とはどういうものか。また、それを実現するにはどうしたらいいか。
    ・子どもひとりひとりが学びたいことを自由に伸びやかに学ばせてあげられるような教育がよい。⇔基礎となる知識がなければそれ以上の能力の発展の可能性も奪われるため、ある程度のレベルまで全員が到達できるようにする必要があるのでは。
    ・学ぶことの意義やそれが社会にどう関わっていくかを実感できるような教育がよい。競争に勝つためだけの教育では、「勝ち組」も「負け組」も被害者となる。
  • フィンランドではクラス担任の持ち上がり年数が長いが、それは担任と生徒ひとりひとりの相性が悪い場合では逆効果では。また、担任よりも、補助的に配置されているカウンセラーなどに生徒が信頼を寄せたとき、担任の心情はどうか。
    →フィンランドは学校ひとつあたりの生徒数が少なく、学校全体で生徒に接している。カウンセラーやソーシャルワーカーなども担任とともに協力して生徒と向き合うという方針。担任ひとりが抱え込んで悩むという事態を防いでいる。
  • 日本の少人数学校では「群れ」ができやすく、疎外感を抱く生徒は逃げ込む場がなくなって逆に居心地が悪い場合などもありうる。学校自体の生徒数は多く、そのうえでクラスが少人数ならば、さまざまな性格の人がいることを学びながら個々人のつながりも深まるかもしれない。
    →少人数制であればそれでよいというわけではなく、他の条件も鑑みる必要がある。

 これらをふまえたうえで、今起こっている教育の問題や、教育基本法の理念が現場に生きていることを実感できるような体験について、今後も出し合うことになりました。

★10月9日(月・祝)★ 学習会「教育基本法が変わると私たちはどうなるの?」に参加しました!

 民青同盟八王子協議会などが主催した「科学の目」講座第25弾「教育基本法が変わると私たちはどうなるの?」に参加しました。新潟大学の世取山洋介助教授の話を聞きました。

 世取山先生は、「教育基本法改定は原爆投下のようなもの」という語りだしから、教育基本法改定の問題点と改定後予想される事態についてわかりやすく説明しました。特に、教育基本法の準憲法的な性格と教育諸法に対するその重要性や、改定勢力を支えている新自由主義の存在などについての指摘は興味深いものでした。

★10月8日(日)★ 「アジア学生平和フォーラムin沖縄」の報告会を行いました!

 9月10日から13日にかけて駒場班で行った「アジア学生平和フォーラムin沖縄」の報告会を行いました。ツアー中の写真を見ながら報告を行いました。

 報告の大まかな内容は、順に1日目の元鉄血勤皇隊のHさんの話(主に沖縄戦について)、夜の靖国問題についての討論(通訳の韓国人の方が、日本の学生の考えを知りたいということで行ったもの)、2日目の戦跡めぐり(アブチラガマ、平和資料館、平和の礎、ひめゆりの塔と資料館、魂魄の塔など)、3日目のフォーラムと交流会、そして最終日の米軍基地見学(那覇軍港、嘉手納基地、キャンプハンセン、キャンプシュワブ、辺野古など)というものでした。本当に内容の濃い4日間で、話しきれないこともありました。ツアーに参加できなかった人も沖縄での体験を少しでも共有することができ、参加者は沖縄での体験を改めて思い返すことができました。今回の体験を単なる思い出にするのではなく、第2回、第3回と続けていったり、今回消化しきれなかった事を改めて学び直したり、あるいは実際にピースウォークのような行動に移したりと、今後にしっかりとつなげていきたいですね。

《感想》

  • 友人に沖縄に行ったことを話す機会があったが、実際に米軍基地などに触れていると実感を持って語れた。相手も納得してくれたようだった。こういった機会を取り入れていくのは大切だと思う。ここで学んだことを伝えていきたい。
  • 充実した内容だと思った。ツアーに行けなくて残念だった。フィールドワークによって本では得られないことが得られるが、それが自分は不足していると思う。今後、もっと学習していきたい。
  • どれだけ沖縄の人の気持ちになれるのかということが大切だと思った。

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9月の取り組み

★9月10日(日)〜13日(水)★ 第1回アジア平和フォーラムin沖縄を行いました!

 沖縄で、韓国や中国の学生とともに、過去の戦争の歴史にどう向き合い、平和な未来をどうつくっていくか考える企画を行いました。

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8月の取り組み

★8月4日(金)〜6日(日)★ 原水爆禁止世界大会に参加しました!

 広島で行われた原水爆禁止世界大会に参加しました。

★8月1日(火)・2日(水)★ 合宿を行いました!

 夏休みに1泊2日の合宿を行いました。近現代史や科学的社会主義を学び、9月のアジア平和フォーラムについて話し合いました。交流も楽しみました。

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7月の取り組み

★7月19日(水)★ 日本共産党創立84周年記念講演会に参加しました!

 日本共産党創立84周年記念講演会に参加しました。初めに日本共産党の各参院比例候補、及び田村智子参院東京選挙区候補があいさつし、その後に志位和夫委員長が「政党としての大道を歩む日本共産党」と題して記念講演を行いました。志位委員長は、日本共産党はそもそもどういう政党かについて、(1)自民党政治を根本から変える綱領を持つ党、(2)草の根の力で政治を動かす党、(3)国民に依拠した財政活動をすすめる党、(4)戦前・戦後の一貫した歴史をもつ党、(5)自主独立の立場で国際連帯をすすめる党ーという5つの角度から話をしました。政治不信が広く言われる中、日本共産党は政党としての本来のあり方を体現していて信頼できる政党だと感じられる講演でした。未払い残業代を払わせたり、通知表で愛国心を評価することを止めさせたりしたことなどの具体的な成果も上げられており、国会では少数だけれど力を持った政党なのだということも感じられました。

★7月2日(日)★ 学習会「終わらない被爆」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第24弾「終わらない被爆」に参加しました。多くの被爆者を診断し、自らも被爆者である肥田舜太郎医師の話を聞きました。

 肥田さんは初めに戦争や核兵器被害について知られていないことが多いということを話しました。アメリカが核兵器の情報は対ソ連のために重要だからという理由で情報統制を行い、それに日本政府も協力してきたそうです。肥田さんは特に、放射線を浴びたことにより後々まで残る被害について詳しく話しました。

 肥田さんは1945年8月6日、軍医として広島に来ていましたが、たまたま少し離れた村にいて命は助かったそうです。その後医師として被爆者を診ていたが、見たことも聞いたこともない症状が数日後に来た人(つまり、直接は被爆していない人)にまで現れ、わからなくて困ったということも述べていました。1975年に国連にこの症状の解明を求めに行きましたが、その7年前に日米が被爆後遺症で死ぬことはないという報告を出していたために断られてしまったということもあるそうです。実際にはアメリカは日本の被爆者の調査をしたり、自国の核実験で多数の被爆者を生み出して調査したりしていて、放射線被害の存在は知っているにも関わらず。

 肥田さんは、原爆の被害で伝えられるのは原爆が投下された当日のことばかりで、放射線による後遺症や入市被爆について伝えられていないということを批判していました。今では考えられないことですが、昔は反核運動がそのまま反米運動であるといわれ、攻撃されたこともあったそうです。今の核兵器反対の運動はそうした困難の上につくり上げられたものだということを肥田さんは述べていました。

 他にも様々な話がありましたが、どれも核兵器の被害の実態や戦後の日本やアメリカでの核兵器の情報隠しなどについて鋭く指摘したもので、勉強になるとともに自分も何かしなくてはという気持ちにもさせられました。

《感想》

  • アメリカや日本はともかく国連まで断ったというのには怒りを感じた。
  • 今、原爆の被害について多くのことが知られていて核兵器反対の運動が大きく広がっていることはつい当たり前に思ってしまいがちだが、肥田さんのような方々の苦労の上に今の到達点があるのだと分かった。

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6月の取り組み

★6月30日(金)★ 「自衛隊は必要か?」議論しました!

 金曜班会で「自衛隊は必要か?」というテーマで話し合いました。初めに各人がどう思っているかを聞きました。
・平和の流れに逆行する者が出てきたとき、最低限日本を守るため自衛隊は必要だが、今の装備は守るためではないので、変える必要がある。(2年理2)
・自衛隊は日本ではなくアメリカのためで、財政難などを考えたら要らない。(2年)
・活動内容はさまざま。攻め込まれる可能性が完全にゼロとはいえず、必要性は薄いがまったく必要ないわけではない。とはいえ防衛費の削減は必要。

 その後の討論では、「軍事力で装備すれば攻められないか?」「防衛しようとするのとしないのでは違う」「丸腰では確かにいけないが軍事力の増強に直接結びつく必要はない」「自衛隊はもともと米軍の人的資源節約のためで日本の防衛のためでなかった」「お金も含め、防衛のためには必要以上のものだ」「実際に隊員は災害のときに人を助けることと、大砲撃って国を守ることのどちらにやりがいを感じているのだろう?」「24万人の雇用にもなっているからなくなるとよくない」「自衛隊は国民を守るというのは建前で、財界・軍事産業のためではないか」「武力のない国を攻めたらそこが孤立するのでは」などの意見が出されました。今すぐに自衛隊をなくすのは無理だし、必要かもしれないけれど、今よりは縮小すべきだ、という意見が多かったです。

★6月29日(木)★ 生命倫理についてさらに学習しました!

 木曜班会では生命倫理第2弾ということで、2年生が実際の判例をもとに安楽死・尊厳死についてのレポートをしました。自分の生死を自分で選ぶという自己決定権はそもそも許されるのか、権利としてみとめられるか、またそれがみとめられる国家・社会とはどのようなものかなど、明確な答えを出しようがないテーマについてみんなで考え、議論しました。自分やまわりの人の命についてじっくり向き合う時間はなかなか持てないし、できれば考えたくないというのが実状かもしれません。難しいですが、こういう本質的な問題について、これからも考え、話し合う場をつくっていけたらと思います。

《感想》

  • 法とモラルはある程度分けて考えなければならないが、全く無関係というわけでもない。生命倫理は根本的にはモラル=道徳の問題だと思うから、国がどこまでそれに介入できるか疑問。自己決定権には必ずしも新自由主義が潜んでいるわけでもなく、個々人の意見の尊重という面もあるように思える。(2年理2)
  • 生命倫理は人の命をどう扱うかという大事な問題なのに、人の生死について考えること自体が歴史的にタブー視されつづけてきた。こういう問題は当事者の意思が最も大切にされるべきだと思うが、往々にして本人の意思が確認できないことがある。命についてしっかり考える風潮が必要で、それが自分の生死と誠実に向き合うことにつながるはず。(2年文3)

★6月24日(土)★ 靖国神社を見学しました!

 日本が過去に行った侵略戦争を美化していると言われている、靖国史観。百聞は一見に如かず、というわけで、実際に見て来ました。

 見てきた人の感想としては、「『すごく酷い』という先入観があったから、そこまでではないと思った」というのが多かった。しかし、日清・日露戦争や第二次世界大戦(遊就館の展示では大東亜戦争)を自存自衛のため、やむを得ない戦いだった、戦わなければそれは負けたことと同じでしかも日本の魂を失うことになっていた、などの展示があるのは事実です。それは命を失った300万の人を無視している、との感想もありました。

 とは言っても展示はすごい。やたら細かい作戦が一つ一つ書かれていて、その時の戦力や戦没者数が細かく書いてあります。驚いたのは、戦力、兵士…約21000人、戦没者…20933人。ほとんど亡くなっています。日本軍戦車はゼロ。どう戦ったのでしょう?人間魚雷・回天や、大砲が展示されていたりもしました。

 いろいろびっくりすることが多いけど、1度見てみてはいかがでしょうか?

《感想》

  • 冷静に考えると、戦争は死ぬこと、殺すことを賛美しているからおぞましい。
  • 歴史の正当化の仕方として、植民地のような、自分のぶんどったものを守るのは自存自衛になるというのはおかしい。

★6月23日(金)★ 「反戦の世界史」について学習しました!

 金曜班会では世界史の中で戦争の違法化が名実ともに進んできた過程とその背景にあった人々の運動について書いた「反戦の世界史」という本のレポートを2年生が行い、学習を行いました。

 レポート内容は初めて侵略戦争を禁止した法であるフランスの1791年憲法の話から国際連盟の誕生につながる人々の運動の話、反ファシズムの戦い、第二次大戦後の世界で人々の運動が戦争の制限に実効性を与えていった過程、そしてイラク戦争反対の運動の意味という内容でした。人類は戦争を繰り返してきたけれど、その度にそれに反対する人々の運動が起き、戦争を許さない世界の流れを作ってきた、一筋縄ではいかず時に大きな逆流に遭いつつも長い目で見れば着実に平和への流れが作られてきたという内容のレポートになりました。

 議論では、日本を始めとする世界の国々の人々の運動が核兵器の使用をやめさせたと知り、運動に意味があると分かったという声や、人類のより多くの人が戦争をしたくないと思うようになると良く、平和への流れを後退させないためにも九条は変えないほうが良いという声が出されました。

 ただ、このような平和への流れがつくられてきた過程は裏を返せば人類は悲惨な戦争を経なければ前進できなかったということもできます。アメリカでもスミソニアン博物館での原爆展示をめぐって論争が起きた際、ベトナム戦中世代、特に従軍兵士の中には被爆展示をすべきだとする意見が多かったのに対し、それ以外の世代では原爆投下を正当化する議論が多かったそうです。これまでの歴史の限界を人類が乗り越えられるかどうかがこれからの世界の平和のためには重要だと思います。そして、これまで戦争の違法化を進め、平和への道を一歩一歩前進してきた人類の力を信じたいと思います。

★6月22日(木)★ 生命倫理について学習しました!

 木曜班会では生命倫理について1年生がレポートしました。レポートではヒトES細胞についてその可能性や問題点をまとめ、生命のはじまりや科学者の責任、また研究と経済の関わりなどの論点が出されました。将来、特に企業の中においては自分のしたい研究が本当にできるのか、妥協してしまうのではないかという不安は、研究者志望の多い東大ではかなりの学生が抱いていると思います。だからこそなおさら、今のうちに自分が何をつきつめたいのか、それは社会においてどういう意味を持ち得るかについてじっくり考えたいという結論になりました。

★6月18日(日)★ 班総会を開きました!

 班総会というのは半年に1回開いて半年間の班活動の方針を決める場です。

 班総会では「班プラン」を討議しました。「班プラン」は今後半年くらいの駒場班の活動方針です。要求実現やあたたかい仲間づくり、学習などをどう進めていきたいか話し合ったのと、駒場班を大きくするための方針などを討議しました。1人1人が積極的に意見を述べたことで、今後の活動方針がより豊かで具体的なものとなりました。

★6月16日(金)★ 核兵器廃絶について学習しました!

 金曜班会では、日本原水協の発行している原水爆禁止世界大会のパンフレットを読み、感想交流、議論しました。読んだ部分では核兵器廃絶世論が世界で広がっていることやそれに反した日本政府の姿勢、アメリカによる核兵器持ち込みの危険性とそれに対抗する非核「神戸方式」(核兵器を搭載していないという証明書を提出しない軍艦の入港を拒否すること。この行政措置のため31年間アメリカの艦船は神戸港に入港できずにいる)のことなどが書かれていました。

 議論の中では核兵器の被害の実態を知ればみんな反対するはずだから実態を知らせるのが大事だ、核兵器廃絶は一部の人たちだけの思想ではなく、思想の違いを越えて連帯するのが大切だ、核兵器の悲惨な被害を体験した日本が非核三原則や憲法9条を堂々と掲げて核兵器をなくしていってほしい、などの意見が出されました。

 東西冷戦が終わったということもあり、現在、核兵器をなくせという声は世界中に広がっています。アメリカは「小型」核兵器を開発するなど危険な戦略をとっていますが、アメリカといえど国内外の世論がさらに強まればそれには逆らえないでしょう。この世論をさらに大きくしていく運動の一翼を私たちも担いたいものです。

★6月15日(木)★ 格差社会についてさらに学習しました!

 木曜班会は格差社会第2弾ということで、松屋のアルバイト時代に会社の違法行為を追及し、有給休暇も勝ち取った近藤歩さんのお話をうかがいました。当時はフリーターが急増して社会的にも問題意識が高まっていた頃で、松屋は抜き打ち監査や罰則つき(バイト全員研修費までに賃下げするなど)の点数制などで店舗どうしを競わせていました。これを近藤さんが告発したところ、明らかな違法行為をおこなっていた会社は縮こまり、それを改めるとともに有給休暇も格段にとりやすくなったそうです。フリーターの人が生活するために働くだけでいっぱいいっぱいで、夢のための努力などをする余裕がなく、不安定な状態のまま先が見えないでいること、正しい追及をするにしても人間関係や知識不足という条件の中ではなかなか告発が難しいことなどが具体的な話をとおしてわかりました。強い人だけが権利を勝ち取れるというのはあまりにもかなしいので、ひとりひとりの力は小さくても学習や連帯をとおして社会を変えていくことの大切さを再認識しました。

★6月11日(日)★ 高校生フェスティバルに参加しました!

 民青都委員会などが主催した第8回Tokyo高校生フェスティバルがあり、そこで行われたベトナム帰還兵アレン・ネルソンさんの講演会に参加しました。アレン・ネルソンさんはかつてベトナム戦争に参戦した人で、帰国後PTSDに苦しみ、ホームレスになったこともありますが、今は自分の体験を語りながら戦争の無意味さ、平和の大切さを訴えている方です。貧しさから逃れたくて海兵隊に入ったこと、軍隊では「何も考えるな」と教えられてひたすら人殺しのためだけの機械になるよう訓練されたこと、メディアや戦争映画が決して伝えることのない戦場の腐臭、そして自分の人間性を取り戻してくれた出来事など、すべて生々しい実体験として語っていました。原爆や米軍基地問題そして九条の力強さ美しさについても語ってくれ、「平和はアメリカやイギリスやどこかひとつの国からつくられるものではありません。ここにいる我々ひとりひとりから始まるのです」とよびかけていました。ぜひネルソンさんの本を読んで、軍隊とは何か、そして平和をつくるにはどうすればいいかなどを一緒に考えていきたいと思います。

《感想》

  • 戦争加害者の話を聞くのは初めてで、すごく生々しくて泣きそうになった。想像力を働かせないと戦場の体験というのはなかなか届かないから、今回直に話が聞けて貴重な機会だった。(2年理1)
  • ベトナム戦争=アメリカの侵略戦争という単純なイメージが強かったが、一人ひとりの兵士を見ると加害者も人間で、戦争は殺す方の人間も傷つけるものだと分かった。目の前のネルソンさんはとても人を殺した人とは思えなくて、今は平和のために頑張っていると、人間というものはかわれるものなのだと思った。日本の憲法九条も高く評価してくれて、自分たちにとっても非常に励みになった。(2年理2)
  • ネルソンさんが貧しさから軍隊に入ったという事実にやりきれなくて、日本の自衛隊にも同じ構造が見えて怖い。軍隊は組織的体系的に人間性を奪い、人殺しをさせる。人為的だからこそ戦争はなくさなければならない。ネルソンさんが沖縄の訓練所に配置されてからベトナムの戦地に赴いたことにも驚いた。われわれ日本人も間接的に戦争に加担している。(2年文3)
  • 生の体験を聞いてショックだった。身近な人が戦地に行って人殺しをすると考えたら恐ろしくなった。個々の人間に焦点を当てて戦争を見ると、その悲惨さがよくわかる。戦争を知らない自分たちはやはり幸運で、九条をしっかり守らなければと思う。

★6月9日(金)★ アニメーターに会いに行きました!

 4月からアニメーターをしている人の話を聞きました。話をしてくれたアニメーターの方は、下請けの会社で働いているそうで、いろいろな会社の下請けを幅広くやっているそうです(初仕事はちびまる子ちゃんとのこと)。線画におこしていく作業で、1日に多くて7枚くらいがやっとだと言っていました。先輩でも1日12枚くらいだそうで、なんとなく見ているアニメでも、ものすごい時間と労力がかかっているのだと思いました。

 1枚あたりの単価は安く、安いものだと150円くらい、高くても500円くらいだそうです。時給にしたら悲惨です。給料は完全出来高制で、描いた分しか収入にならない。だから1年暮らしていけるお金を作ってからとか、親に仕送りしてもらいながら就職する人が多いそうです。実際、お金は稼げない仕事だけれど、一人前になれるかはやってみないとわからないから、地道に続けて行く、と言っていました。

 12時をまわってからでないと帰れない日は少なくないそうです。休みは週1で、頑張って確保している、と言っていました。アニメーターになろうとする人も大勢いるけれど、きつくて辞める人や会社を移る人も多いそうです。

 その一方で、やはりアニメーターはやりがいのある仕事だと言っていました。自分は仕事が遅くて、枚数としては少ないけれど、丁寧にやっているからクオリティーはいい方なんじゃないかなとか、原画よりもいいものを描いてやろうというこだわりなどが出せるそうです。

 アニメーターになってみて、細かい動きやタイミングでカットの意味が変わったりする、そういう奥深さは底知れない、それは他の仕事には変えられない面白さだと言っていました。この仕事はお金稼げないし、きついし、時間もないし、とんでもない仕事だけれど、この仕事なら続けられる、と言っていたのが印象的でした。

 話を聞いた後の感想交流の中では、アニメの奥深さまで見られるようになりたい、本当にいいアニメを作っているのだから、裏で働く人たちが安心して働けるシステムを作れたらなどの感想が出されました。

★6月4日(日)★ 「田村智子さんとトーク&トーク」に参加しました!

 日本共産党の参院東京選挙区候補の田村智子さんとのトーク集会に参加しました。

 最初に高学費で困っている学生、管理主義や愛国心教育の押しつけに憤っている養護学校教員、九条の会をつくろうとしている学生からの発言がありました。

 次に、それらの発言も受けて田村智子さんのトーク。田村さんは学生時代のことを中心に話しました。田村さんは早稲田大学で民青に入ったのですが、何十回も民青に誘われてようやく入ったそうです。初めは、核兵器をなくしたい、学費値上げはおかしいと思っていても、運動に加わる気はありませんでした。しかし、民青の人とともに活動していく中で、正しいことを主張することの大切さ、声を上げれば少しずつかえていけるという確信を持つに至りました。医療改悪など、理不尽なことばかりする自民党政治を終わらせる第一歩にするために、来年の参院選挙でぜひとも勝利を勝ち取りたいと決意を述べました。

 最後に会場からのいくつかの質問に田村さんが答えました。

★6月2日(金)★ 格差社会について学習しました!

 金曜班会は1年生2人がそれぞれの問題意識から切り込んで格差社会についてレポートしました。

 1人目のレポート…格差には2種類(「縦の格差」と「横の格差」)がある。縦の格差とは資本家と労働者の格差。一部大企業は今経済状況の中で大きな利潤をあげているがその下で働いている人々の暮らしはよくなっていない。横の格差とは労働者の間の格差。例えば正社員と非正規雇用の人の格差など。こうした格差の中で教育の機会不平等など、自由が奪われている。

 2人目のレポート…実態としては規制緩和により競争が激化する中で職にありつけない人が増えている。非正規の人は努力してもいつ落とされるかわからない。また、たとえ正社員であってもやはり働く中で重圧がある。低所得者層の負担が相対的に重くなっていて、教育、医療の負担も大きい。自分は規制緩和の中で旧来の価値観にとらわれないことをすれば平等なチャンスがあるというように感じていたが、そういかない場合もある。人間は教育がないとやっていけないが教育に格差が持ち込まれ、悪影響を与えている。夢も抱きがたい。平等な機会の与えられる世の中であってほしい。多くの選択肢の与えられる社会を政治がつくっていくのがいいと思う。

 2人の発表を受けて、「経済史を学んでいて思うのは資本主義の世の中では格差、貧困は生み出されざるをえないということ。ただ、それは資本家が悪いのではなく経済の仕組み上そうなってしまう」「東大生の親の平均年収は高いが一概にお金のある人たちだけが来ているわけではない。アルバイトばかりやっていて勉強ができないという声もある。機会の均等が守られていない」などの感想が出されました。

★6月1日(木)★ 格差社会について学習しました!

 木曜班会では2年生のレポートにより格差社会について学びました。レポートは始めに日本の現状について、今の政府の下で格差が広げられており、それが教育や医療にまで深刻な影響を与えていることを説明し、次に格差を生みだす新自由主義から抜け出す世界の流れを紹介し、最後に日本の進むべき道は共同の力で格差社会を変えていくことだと述べるという内容でした。格差社会という言葉はだいぶ広まりましたが、その中身について理解の深められる学習会だったと思います。

《感想》

  • 非正規雇用が増えるのは企業にとっては短期的にはいいのかもしれないが将来的には会社は成り立つのか疑問だ。技術なども伝えられない。
  • 一人ひとりの人権という視点から考えるのが大切だと思う。格差社会という言葉は大分広まってしまったが重要なのは今の社会では憲法に保障された人権さえ守られなくなっているということ。お金のある人がさらにお金を欲しがるのとお金のない人が欲しがるのは同じだという考えは人権という視点から見て間違っている。

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5月の取り組み

★5月28日(日)★ 五月祭企画:笠井亮講演会「日本の外交を考える」を行いました!

 日本共産党衆議院議員で憲法調査会委員の笠井亮氏を招き、「“『もう一つの世界』への道はここにある!”Part4〜日本の外交を考える」という講演会を行いました。

 笠井さんは東アジア共同体をつくる動きやラテンアメリカで左翼政権が次々に誕生していることなど、世界で起こっている変化について話した後、日本外交の異常について話しました。第一に、日本政府は日本が過去に行った戦争を正当化しようとしています。首相の靖国参拝にはアメリカや財界からも反対の声が上がっています。韓国の議員からは、「日本共産党は侵略戦争に命がけで反対したという事実だけでも日本の政党の中で一番値打ちがある」と言ったそうです。第二に、首相は「日米同盟さえよければ世界ともアジアともよくなる」と言って、極端なアメリカいいなり政治をしています。米軍基地再編のために日本の税金を3兆円投入するなど、世界的に見ても異常です。

 最後に笠井さんは、道理と民主主義はいつか勝利すると語りました。強大に見えた旧ソ連も、様々な矛盾をかかえていて、崩壊しました。自民党も多数の議席を占めていますが、道理も民主主義もない政党は破綻する、そのためにも力を合わせて頑張ろうと訴えました。

 その後の質疑応答では、「靖国神社参拝をどう見るか」「日米安保をなくしたら日本をどう守るか」などの質問に笠井さんが答えました。

★5月28日(日)★ 五月祭企画:講演会「戦争をする国の人権と民主主義」に参加しました!

 「九条の会・東大」が主催した五月祭講演会「戦争をする国の人権と民主主義」に参加しました。

 最初に代々木総合法律事務所の伊藤和子弁護士が講演しました。伊藤さんはアメリカの実態を話してくれました。アメリカでは、反戦デモを行えば何千人も逮捕されたり、ジャーナリストがイラクで撮った写真をアメリカに持ち込もうとしたら空港で没収されたりするなど、ひどい弾圧が行われています。イラクの劣化ウラン弾の被害などは国民に伝えようとしません。アメリカの大学には軍人がリクルートしにやってきて、大学当局が勧誘をやめさせると、助成金が削減されてしまいます。

 「テロとの戦い」の名のもとに、野蛮な弾圧がされていることも述べられました。あるテロ容疑者の弁護士は、話を外にもらしただけで懲役25年の罪となりました。小さな国の人で、「アメリカの利益に反する人」とアメリカが判断した人はキューバのグアンタナモ基地に送って、拷問します。また、「愛国者法」によりどんな電話も盗聴でき、「テロリスト支援団体」と決めつけた団体は強制退去させています。

 日本には憲法の歯止めがありますが、これがなくなればアメリカと同じようになってしまいます。アメリカでも良識的市民が屈せずに闘っています。日本でも犠牲を出す前に行動しないといけないということが、強く伝わってきました。

 次に、東京法律事務所の菅俊治弁護士が講演しました。菅さんはまず、日本でも行われている、弾圧事件を紹介しました。厚生労働省の職員が共産党のビラを配布したら逮捕・起訴された事件や、自衛隊の宿舎にイラク派兵反対のビラを撒いたら逮捕された事件などです。

 それから、憲法第九条二項を削除することがアメリカの侵略戦争に日本が参戦できるようになることを解説し、イラクからアメリカに帰還した兵士の多くがホームレスや麻薬中毒になっていることを述べました。そして、国民投票法の問題点(公務員・教育者の運動を禁止、有効投票数の過半数で成立など)を話しました。

 その後は二人の弁護士の対談。伊藤さんの「光の当たらない人権侵害に光を当てたい」という思いや、菅さんの「日本では長時間労働などで忙しく、真実を知る機会もなかなかない」といった問題意識が交流されました。

★5月26日(金)★ フリーターの実態について学習しました!

 金曜班会では以前NHKで放映されたドキュメンタリー「フリーター漂流」のビデオを視聴し、感想交流、議論をしました。ビデオでは注文があった会社に即時に人材を振り分けていく「請負会社」(≠派遣会社)で働く3人のフリーターが描かれていました。

 一人は仕事に就いたものの職場でのいざこざのためにやめてしまった人でした。もう一人は年をとって他に仕事がなく、やるしかないと腹をくくっていたが結局辛くて一度仕事をやめてしまった人です。職場の実態は親に分かってもらえず、でも最後はまた仕事に戻っていました。3人目は納得のいく仕事が見つかるまで正社員にはならないという人でした。責任のある仕事についても給料はかわらず、病気で倒れてしまって思うように仕事もできず、最後は請負会社を辞めてアルバイトとして元の職場に直接雇用されていました。フリーターの印象を忠実に映し出したという印象のビデオでした。

《感想》

  • 同じ仕事をしているのに非正規というだけで給料が低くなるのはおかしい。
  • 資本論に似たことが書いてあった。

★5月25日(木)★ 地域紛争について学習しました!

 木曜班会では地域紛争について2年生がレポートしました。地域紛争の原因としては民族や宗教などさまざまな要因があり、とりわけ貧困は見逃してはならない大きな一因であるということや、列強の植民地主義や冷戦時代の大国支配の犠牲となって生じた地域紛争も少なくなく、先進国に一定以上の責任があるということも指摘されました。そして、冷戦が終結した現代では軍事力をおさえて紛争を解決しようとする世界の流れが確実に生まれており、その中で憲法九条を持つ日本の役割がどこにあるのかについて議論が盛り上がりました。

 憲法九条を持つ日本にしかできない、武力以外での国際支援の実績が国際社会で実を結んでいることについては、現在外務省などでも評価の対象となっているという事実には希望が持てました。

★5月19日(金)★ 格差社会についてフィールドワークを行いました!

 フィールドワーク企画「自分達の足で歩く格差社会の現場」として、足立区の日本共産党区議の額賀和子さんに足立区での格差社会の実態について話を聞きました。

 初めに額賀さんが述べていたのはテレビや新聞、雑誌では足立区ばかりが格差のある地域として取り上げられているが、格差の拡大は日本全体で起きており、足立区はその象徴にすぎないということでした。足立区があまりにひどく描かれることは足立区の人たちにとってもかわいそうなことだとも言っていました。

 次に実態の話に移りました。教育の話が中心でしたが、格差社会の実態は本当にひどいと感じました。例えば給食費を納められない人が多いために給食のメニューが一品減ってしまったこともあるそうです。また、親の経済状態が子どもに影響するのは否定できない事実で、交通費がかかるために遠くの学校へは通えないということもあり、虐待が多いのも経済的に苦しい家族だそうです。

 このようなひどい実態はやはり個人の責任ではなく、一人ひとりを大切にしない政治にあります。特に足立区では8年前に日本共産党が野党になってから国の新自由主義的政策に輪をかけるような制度改悪が行われてきたそうです。例えば経済的に苦しい人への支援は、以前は区が安くお金を貸すなど様々な制度があったそうですが、今では生活保護くらいしか手段がないそうです。

 お話の中で印象的だったのは格差社会を肯定するか否かは社会の見方によって異なるということでした。一人ひとりの人権を中心に社会のことを考えていれば格差はいいなどという結論にはならないはずで、逆に一人ひとりのことを考えずに大企業を中心とした経済発展が大切だと考えていれば格差社会を肯定することになりかねないとのことでした。日本国憲法の精神からすれば政治の立つべき立場は当然前者でしょう。

 最後に、そんなひどい社会でも希望はあるという話が聞けました。日本共産党はこのような格差社会を厳しく批判している政党ですが、足立区では定数50のうち11議席を占めています。全体の約5分の1にすぎませんが、議会で正論を言えばやはり影響を与えることができるそうです。(ただし共産党の提案がそのまま通ることはまずなく、他の政党があたかも自分たちで考えたかのように共産党の出したものと同じ条例案などを出すそうですが)区独自の若者雇用対策も共産党の主張が実って導入されたそうです。

 マスコミからの情報だけでは分からない話が聞けてよかったと思うと同時に、社会を変える展望も持てる企画でした。

《感想》

  • 自分の周りの友人でも経済発展のために格差は必要だと言う人がいる。でもその人自身が悪いのではなく、格差を当然とする政治が行われてきたためにそう思わされているのだと思う。その中で大切なのは私たちが一人ひとりを大切にすることを訴えていくことだと思う。
  • 現場の話が聞けてよかった。議会の5分の1でもかえられるという話には展望を持てた。

★5月18日(木)★ 学費について学習しました!

 木曜班会で学費問題の学習をしました。数十年にわたり上がり続けていて、国際的な学費無償化の流れにも反している日本の高学費は異常であり、実際に学びに障害を与えていること、それを推し進める政府の建前と本音及びその誤り、そして現状を変えていくためにはどうすればいいかを学びました。現状が多くの切り口から理解でき、かつ変えていく展望の持てる学習会となりました。

《感想》

  • 高学費の問題は他人事ではない。国会議員やその秘書でも大学の授業料を知らない人が多いので知らせていく必要がある。
  • 自民党政治の矛盾と高学費の関係など、新しい視点が得られてよかった。

★5月17日(水)★ 日本共産党の講演会に参加しました!

 日比谷公会堂で行われた日本共産党の講演会に参加しました。始めに東京の市区町村の議会議員候補者が紹介され、代表の方が挨拶をしました。次に東京・南関東の比例参議院議員候補者の谷川智行さん、東京選出の現参議院議員の緒方靖夫さん、新しい参議院東京選挙区予定候補の田村智子さんが挨拶をして、最後に志位和夫委員長の話という流れでした。志位さんは今の自公政権の政治の問題点について暮らし・平和・教育という三点から話をしました。

 暮らしについてはいわゆる構造改革の中で非正規の雇用者が増えるなど格差や貧困が広がっていること、その背景には日米の大企業財界の圧力があり、消費税増税の一方で法人税は減らしに減らされるなどの大企業優先の政策により大企業は空前の利益を上げていること、そうして大多数の国民が苦しめられていることなどが話されました。

 平和については、米軍再編の中で基地強化及び米軍と自衛隊の一体化が基地の地元の意見を踏みにじって進められていることが話され、同時にアメリカの圧力の下で日本国憲法九条の改定によりアメリカと一緒に戦争のできる国づくりが進められているということが話されました。

 最後に教育について。今の教育基本法改定問題について話されました。今の教育が上手くいかないのは教育基本法が悪いのではなく、戦後一貫して基本法の理念に反して国家による教育への介入が強められ、管理・競争教育が押し進められてきたことが問題なのだという話が始めにありました。その後、今回の自公政権による改定案では国会の教育への介入を更に強めるものであり、子供の内心まで国会が立ち入ろうとするものであることが述べられ、最後に今回の改定案は戦争をする国づくりと弱肉教食の経済社会を作ろうとするものであり、改定は何としても阻止しなければならないということが話されました。

 全体として今の日本と世界を見る上でとても参考になる話だったと思います。一人ひとり様々な意見があるとは思いますが、今回の話を参考にして考えるとマスコミなどが描き出しているものとは異なる世界が見えて来るのではないかと思います。

★5月15日(月)★ 笠井亮議員と懇談しました!

 28日の五月祭での笠井亮衆議院議員(日本共産党、外務委員・憲法調査特別委員・拉致問題等特別委員)の講演に向けて、その内容を打ち合わせるため国会の第二議員会館を訪問して笠井さんと懇談しました。

 講演会は、世界的に見た平和への流れを示し、その中で日本のするべきことを、特にアジアやアフリカとの関係の中で考えるという内容になる予定です。その中で近年の日本共産党の野党外交、資本主義の国やイスラムの国にまで広がる交流にも触れられる予定です。とても面白く、また希望を持てる講演になりそうです。

★5月12日(金)★ 「民青同盟第32回大会決定」を学習しました!

 金曜班会でも、「民青同盟第32回全国大会決定」について学習しました。民青都委員長に大会決定の報告をしてもらった後、金曜班会でやりたいことを話し合いました。都委員長は大学での学びに関連付けて話してくれ、大学時代、自分の学問をやる意味が分からなくなってしまったときも民青の学びのおかげで希望を持つことができたという話や、科学は時に核兵器のような形で人類にマイナスとなるものを生み出すけれどそれを克服するのも科学だと言う話をしてくれました。その上で学費、雇用、平和などに関する幅広い青年の思いに応える民青の役割を話してくれました。

《感想》

  • 「科学の目」で事実を学ぶという姿勢を大事にしていきたいと思った。
  • 競争はある程度は避けられないが生まれたときのスタートラインから違いがあり、やはり問題だ。

★5月11日(木)★ 「民青同盟第32回大会決定」を学習しました!

 木曜班会では、昨年11月25〜27日に開かれた民青同盟第32回全国大会で決定した、「民青同盟第32回全国大会決定」について学習しました。はじめに民青都委員会の方に講師として話をしていただきました。大会決定とは民青が何年かに一度開く全国大会のときに採択される決議で、前回大会からの全国の各班での経験を集めて教訓とし、今後、民青をよりいっそう発展させていくための活動方針を決めるものです。今回の大会決議では、第一に青年が雇用、学費、平和など多くの面で苦しめられている中、民青は力を合わせて立ち上がり、社会を変えていく力を持っていること、第二に異常な競争社会の中で一人ひとりの青年が分断され、独りになってしまう今の日本で民青が温かい人間関係を作り出し、みんなで成長できる場となっていること、第三に民青が青年の苦しみの背景にある社会的な原因を確かな目で明らかにし、個人の責任ではないということを明らかにする力を持っていることが述べられました。今後、この大会決定の精神を大事にしながら、魅力ある活動をやっていきたいと思います。

 その後木曜班会でやりたいことを話し合いました。

《感想》

  • 民青の全体像が少し見えてきた。就学援助など格差の実態についてもこれからもっと知りたい。
  • 大会決定はなぜ情勢の分析から始まるのかという問いについて、今の若者が置かれている状況を科学の目で学び、展望をつかむことが必要だからという答えに非常に納得できた。

★5月3日(水・祝)★ 「2006年5・3憲法集会」に参加しました!

 日比谷公会堂で行われた「2006年5・3憲法集会」(同実行委員会主催)に参加しました。テーマは「とめよう『戦争をする国』づくり 生かそう九条のちから」でした。

 憲法改定や国民投票法案、教育基本法改定案などの成立が狙われる中、日本全国に「九条の会」がつくられていて、まさに改憲勢力とのせめぎ合いが起こっています。今回の集会では「映画 日本国憲法」のジャン・ユンカーマン監督や日本共産党の志位和夫委員長、社会民主党の福島瑞穂党首などが憲法の大切さを訴えました。何名かの発言を聞いて、現代世界における憲法九条の価値を様々な角度からつかめたと思います。

 集会後は銀座までパレードをしました。

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4月の取り組み

★4月29日(土・休)〜30日(日)★ 新歓合宿を行いました!

 早稲田大・中央大などと合同で、新歓合宿を行いました。29日はまず、法政大学の佐貫浩先生が「いま何のために生き、学ぶのか」という講義を行いました。佐貫先生は、今の時代はグローバル化のもと、社会のすみずみにまで競争原理が行き渡っていて、競争と暴力が主体性を奪っていることを説明しました。受験勉強では学問それ自体の面白さよりも、専ら他人による評価が目的で勉強することになります。何でも「自己責任」にされ、自分の弱いところは自分の責任、社会的弱者にも目が向かなくなります。「個性」というものは他人とのかかわりの中で見えてくるものだ、と佐貫先生はおっしゃっていました。

 その次は日本共産党の小泉親司さんが「日本のなかのアメリカ」という講義を行いました。「思いやり予算」によって支えている在日米軍基地の異常さや、アメリカからの圧力で憲法九条がかえられようとしていること、「構造改革」もアメリカの要望が背後にあることが解説されました。同時に、アメリカいいなりを脱却するたたかいが各地で広がっていることも報告されました。

 その後はグループごとの討論と交流会がありました。様々な大学の人とわきあいあいとした交流ができました。

 30日は米軍横田基地見学のバスツアーでした。途中、案内人の松井さんの説明の聞きました。日本国内に東京ドーム153個分の大きな基地があり、しかもそこに国民の税金が使われていることに怒りを覚えました。

 他大との交流もでき、和気あいあいとした楽しい合宿でした。

★4月28日(金)★ 学習会「金八先生のモデルと語る日本の教育」を行いました!

 三上満さん(中学校教師、東葛看護専門学校長などを務めた)に日本の教育について語って頂きました。三上先生の学生時代や東京都知事選に立候補したときの思い出から始まり、希望をはぐくむ教育とはどのようなものか、分かりやすく話してくれました。子どもが大好きなことは目標を持って何かに挑むことや、達成感を得たりほめられたりすることです。しかし日本の学校はそれらを奪っていて、諸外国と比べても日本の子どもは自己肯定感が低くなっています。大局的に見れば世界の歴史は前に進んでいます。明日への信頼を子どもに抱かせるのは難しいことですが、とても大事なことです。

 その後の質疑応答では参加者から積極的に意見が出されました。今のゆとり教育はまずいが、本当の意味でのゆとりが求められているということや、子どもが個性を発見するのを教師が応援することの大事さが三上先生とのやりとりの中で確認されました。

 参加者も非常に多く、三上先生の実体験を踏まえた、希望のわく学習会になったと思います。

★4月27日(木)★ 学習会「北欧と日本。福祉の現場から」を行いました!

 野坂英一さん(茨城県の老人保健施設「かたくり」施設長)を招いて福祉についての話を聞きました。日本と北欧諸国との比較を軸にしたお話のあと、スウェーデン、デンマークの様子や野坂先生が運営する施設を映したビデオをみました。高齢者や障害を持つ人、子どもなどみんなの人権が十分に保障され、それぞれの良さを生かせる社会は、国民が世論や選挙(スウェーデンは投票率80%!)などを通じて政府と自治体に求めて実現されるのだとわかり、そこへの道は易しくはないけれど確かに存在するのだと展望が持てました。

★4月21日(金)★ 学習会「宇宙の謎をさぐる」を行いました!

 青木和光さん(東大OB・国立天文台主任研究員)をお招きして「宇宙の謎をさぐる」と題しての講演会を行いました。国立天文台の現役研究員のお話だけに、最新の研究で分かってきたことや課題が伝わってきて、生き生きとした学習会でした。なぜ超新星が爆発するのか、なぜ太陽程度の質量を持った恒星の末期にはガスが星から離れていくのかといったことも、未解決の問題だというのは大きな驚きでした。また、宇宙ができて最初にできたであろう第一世代の星に近づいていく話もあり、今まさに発展しようとしている科学を見せつけられた感じでとても新鮮でした。また、科学者として社会について学ぶ事が、研究を社会に役立てる上でも、研究を根本から支える資金繰りでも大事だと述べていました。

★4月20日(木)★ 学習会「ジャーナリストに聞くマスメディアの裏側」を行いました!

 フリージャーナリストの広田研二さんをお招きし、マスメディアの裏側についてお話を聞きました。記者クラブという制度により大手マスコミが横並びの報道をしているということや、スポンサー企業への批判ができないということ、新聞社は言論の自由を訴えながら社内では都合の悪い記事を採用せず、言論の自由がないということなど、衝撃的な話がたくさん出てきました。普段からマスメディアの情報は疑ってかかるように心がけてはいますが、本当に鵜呑みにしてはいけないと改めて思いました。報道から距離を置いて、さめた目で見ることが大切ですね。また、フリーという非常に不安定な身分で仕事を続けている広田さんの気概には感銘を受けました。

★4月16日(日)★ 学習会「人と地球が共生できる社会をつくる〜環境問題の現状と環境共生社会を考える」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第23弾「人と地球が共生できる社会をつくる〜環境問題の現状と環境共生社会を考える」に参加しました。池内了さん(総合研究大学院大学教授)の話を聞きました。

 池内さんは、「地球環境問題は大嘘だ」という言説に対する批判を述べ、環境は複雑系として、様々な要因を考慮してとらえることが大事だと述べました。そして、人間は他の動物に比べてもエネルギー代謝量が多く、特に20世紀以降、石油などの地下資源を大量に消費して、環境に多大な負荷をかけていることを指摘。地球環境を守るためには、地上資源の利用をもっと多くすること、技術を小型化・多様化・分散化すること、共時的発想から通時的発想に転換していくことなどが必要だと解説しました。環境問題を文系・理系問わず多彩な視点からとらえていて興味深い学習会でした。

★4月14日(金)★ 学習会「歴史観の違いは超えられるか」を行いました!

 早稲田大学教授の大日方純夫さん(日中韓共通の歴史教科書「未来をひらく歴史ーー東アジア3国の近現代史」の共同執筆者の一人)と中国からの留学生を招いて、話を聞いて議論しました。大日方さんの話からは、自分が当たり前のように使っていた歴史の教科書が作られる背景に、過去の日本の侵略を伝えようとする教科書を作る側と、侵略の事実を覆い隠そうとする保守勢力とのせめぎあいがあったのだということが具体的な話を通して分かりました。教科書に書かれたことはすべて正しいものと当時は考えていましたが、教科書といっても人間の作るもの。何事も疑ってかかる目が必要だと改めて感じました。あと、共同歴史教科書制作のときの裏話もあり面白かったです。

 中国の留学生の方は、中国人が日本に侵略された近代史を本当に悔しく思っているということ、日本は戦争への反省が実に不十分だと中国人が感じていることや、日本の青年に期待することなどを話してくれました。日本は侵略の事実ははっきり認め、謝罪すべきだというのには同感です。また、大切なのはそういった不満がありつつも互いに対話をできていることだと思います。その意味で、九月に予定しているアジア学生平和フォーラムはぜひ成功させたいです。

《感想》

反日デモをしているアジアの青年たちは自国への不満を日本に転化していると思っていましたが、彼らは真摯に日本へのメッセージを送っているとわかって納得できました。

★4月13日(木)★ 学習会「徹底討論〜憲法9条に力があるのか?」を行いました!

 戦争放棄と戦力不保持・交戦権の否認を定めた日本国憲法第9条。今、自民党・民主党・公明党が、憲法9条を変えて戦争ができる国にしようとしています。「改憲のねらいはどこにあるのか」「世界の中の憲法九条」という、2年生による二つのレポート後、感想交流と分散討論を行いました。九条が外国からみてどのような意味を持っているか、自衛権をどのような形で保障すべきかといったこと、更には今改定が狙われている教育基本法のことまで話題が及び、幅広い議論となりました。

★4月10日(月)★ 大学スタート食事会を行いました!

 新入生を交えて鍋会を行いました。新入生同士が話をして仲良くなれたのが良かったと思います。新入生にとっては大学で初めての授業。みんなそれぞれ違った大学生活のスタートを切ったようです。また、上級生もいつものように個性を発揮していていい交流ができたと思います。

 学び、行動するだけでなく個人個人の悩みや関心を共有できるのも民青の魅力。今後もこのような交流の機会を作っていきたいと思います。

★4月7日(金)★ 学習会「ライブドア事件はなぜ起きた〜格差社会の光と影」を行いました!

 浦野広明さん(立正大学教授・税理士)に話をしていただきました。普段とっつきにくいと思っている税の話を分かり易く話してくれ、具体的な事例も挙げながら話してくれたので面白かったです。

 消費税率が上がるとトヨタの利益が増える(!)ということ、日本の消費税はどんな商品にも一律にかかっているためヨーロッパ諸国と比べて安いとは言えないということなど、目からうろこが落ちるような話が聞けました。また、税金は応能負担にするのが憲法の精神だという話、そしてこのところ進んでいる税制の「改正」ではこの精神が壊されているという話を聞くと、改めて日本の政治のあり方は何とかして変えなければならないと思いました。そして、単に数字を処理するというのではなく、また税務署の顔色をうかがうこともなく憲法の精神にのっとって社会的弱者のために働く浦野さんの話には共感しました。こういった人がもっと増えてくれれば社会はもっと良くなると思います。

★4月6日(木)★ 学習会「チェルノブイリ事故20年〜原子力エネルギーと科学者の責任」を行いました!

 野口邦和さん(日本大学専任講師)を招いて、原子力エネルギーについての話を聞きました。今年はチェルノブイリ原発事故から20周年です。野口先生はチェルノブイリ原発事故など数々の原発事故の現地を調査してきた放射能防護学の第一人者です。科学の発展とその成長を人類がどうコントロールしていけばよいかを野口先生とともに考えました。

★4月6日(木)・7日(金)★ 「韓国・沖縄写真展」を行いました!

 サークルオリの会場で「韓国・沖縄写真展」を行いました。昨年民青駒場班で行った韓国平和ツアーの写真などを展示しました。

★4月2日(日)★ 学習会「アフリカの砂漠化防止〜食料自給体制づくりの現場から」を行いました!

 国際NGO「緑のサヘル」スタッフの佐藤裕美さんを招いてお話を聞きました。佐藤さんは最貧国の1つ、アフリカのチャド共和国で緑化に挑んでいます。乾燥地帯といえど、循環型の植生をしていたチャドでしたが、隣国のスーダンで内戦が勃発して以来、多くの難民が逃れてきています。人口が増大して、本来なら枯れて養分になっていた木が伐採、拾いつくされ、不毛の地になってしまいます。「すみ続けられる、子孫までも生きていける社会にしよう」と住民と話し合い、「果物の木を植えたい」「4、5年かけても木を育てよう」となってきて、循環型の生活をとりもどす手ごたえを少しずつ感じてきています。こうした佐藤さんの経験から、南北問題や環境問題と援助の現実、あり方を考えさせられました。

★4月1日(土)★ 学習会「アフガニスタン現地報告」を行いました!

 アフガニスタンで、音楽を通じて子どもたちを励ましているゆうたさん(ミュージシャン)の話を聞きました。ゆうたさんはアコースティックギターを弾きながら話してくれました。ゆうたさんは食べ物がおいしくなかったりトイレの水が流れなかったりという苦労話や、日本人と中国人が区別されてないことがよくあるという話などを面白おかしく語ってくれ、場を和ませてくれました。アメリカが空爆をしたことでアフガニスタンの子供たちの心にもなくてもいい恨みがめばえてしまい、アメリカ嫌いになってしまっただろうという話や、イランに近いヘラートに米軍基地が作られているという話など、戦争を推し進めるアメリカのあり方に改めて疑問を呈したくなるような話もありました。また印象的だったのは、戦争後で大変なアフガニスタンにもいいところはあり、両面的だという話。アフガニスタンについてはメディアの報道もほとんどなく、わずかな知識だけでアフガニスタンのイメージを作ってきていたのではっとさせられる話でした。実際に見て確かめることの大切さを改めて感じました。

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3月の取り組み

★3月31日(金)★ 「一人暮らしスタート応援なべ会」を行いました!

 4月から大学に入る新入生を囲んでなべ会を行いました。大学の授業や進路のことについて、あたたかいなべを食べながらじっくり交流ができました。

★3月29日(水)★ 国会見学&国会議員と懇談しました!

 早稲田大学などの民青班と共同で「国会見学ツアー」を行いました。

 まず、議員秘書の案内で国会議事堂内を見学しました。

 その後、国会議員がよく利用する衆議院の議員会館地下の食堂で昼食。その後に笠井亮(日本共産党衆議院議員)さんの話を聞き、笠井さんは広島で被爆した母親の話を小さい頃から聞いてきて戦争を繰り返さないために何かしたいと思ってきたことや、大学での学生自治会活動の話をしてくれました。また、今話題になっている中古家電販売の話などもしてくれ、社会は変えられるのだという実感を持つことができました。笠井さんは今度の五月祭で講演をするので、その時にも学生に魅力的な話をしてほしいですね。

 最後に厚生労働委員会を傍聴しました。ちょうど日本共産党の高橋千鶴子議員が職業安定所についての質問をしていました。具体的な数字などを示しながら分かりやすく質問をしていました。ここで政治が動かされているのだと思うと、そこで国民の実態を伝えることの重要さが感じられました。

★3月27日(月)★ 法律事務所を訪問しました!

 東大OBの萩尾健太弁護士(渋谷共同法律事務所)のところに行って、お話をうかがいました。

 まず、萩尾さんが主に取り組んできた国鉄分割民営化の際の国労(当時大きかった国鉄の労働組合)組合員JR不採用をめぐる訴訟についてのドキュメンタリービデオを見ました。昨年九月に、JRの不採用に組合に基づく差別があったことは認めたものの、不採用された労働者への救済がほんのわずかしかないというものでした。萩尾さん曰わく、もうけ優先の社会の在り方がこのような不当な事態を生み出したのだそうです。

 そして、学生時代に民青で実際の現場に触れ、学べたことで弁護士になって何をすればいいか分かったのだそうです。さらに、弁護士は自分の打ち込みたい事件に打ち込める、忙しいけれども自由な職業だともおっしゃっていました。民青で学んだことが今の職業につながっていることがよく分かる、これからの活動に展望の持てる事務所訪問でした。

★3月21日(火・休)★ 「peace imagine 首都圏高校生平和のつどい」に参加しました!

 高校生が呼びかけ、平和を願い自分たちの手で行った「peace imagine 首都圏高校生平和のつどい」に参加しました。高校生を中心として300人が集まりました。

 小森陽一(東京大学教養学部教授・九条の会事務局長)の講演の後、各地でがんばる高校生の平和のとりくみ報告がありました。その後、渋谷をピースウォーク(平和をアピールするため渋谷の街中を歩きます)しました。

★3月19日(日)★ 学習会「イラク開戦から2年 世界はどう変わったか」に参加しました!

 民青同盟東京都委員会などが主催した「科学の目」講座第22弾「なぜ、アジア諸国は靖国参拝に怒るのか」に参加しました。山田朗さん(明治大学文学部教授)の話を聞きました。

 首相の靖国神社参拝が、アジア諸国をはじめ世界各国の反発をかって、大きな外交問題になっています。なぜ、アジア諸国、そしてアメリカまでもが首相の靖国参拝を批判したり、反発したりするのか、その歴史的背景と、これから日本は何をするべきか、アジアと世界の平和に貢献できる国になるには、どうしたらいいのかを考えさせられる企画でした。

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2月の取り組み

★2月26日(日)★ 「試験おつかれさま鍋会」を行いました!

 東大入試終了後、受験生のみなさんと「試験おつかれさま鍋会」をやりました。大学の様子などについて、いろいろ話が盛り上がりました。

★2月16日(木)・17日(金)★ 第2回新歓準備合宿を行いました!

 新歓準備合宿第2弾を行いました。1日目は、初めに憲法九条についての学習(1年生がレポート)。不破哲三さんの「憲法九条改定論の三つの盲点」(「前衛」2005年12月号所収)に沿った話や再発見した九条の価値についてのレポートの後、テロはどこから生まれるのかなどのテーマについて議論をしました。

 楽しい昼食の後、今度は憲法と人権について学習しました(1年生がレポート)。憲法の生まれた過程や人権の歴史的発展、日本国憲法の特徴などについてのレポートの後、日本国憲法の価値を実現すべきだという話や、憲法の私人間適用についての議論を行いました。

 そのあと、憲法をなぜ守るか、どう守るかについて議論しました。一人ひとりが憲法を守りたいという思いを持っていることを確認し、たとえ改憲すべきだといっている人でも今の自民党の改憲の目的、つまり海外での戦争には反対の人が圧倒的なのだから十分に協力できるということや、民青同盟員が学生の中で果たす役割について議論しました。

 夕食後には吉岡正史さん(民青同盟東京都委員長)から同盟建設論についての話を聞きました。青年運動の歴史と意義や新歓活動への取り組み方について、とても面白い話が聞けました。

 その後交流を行いました。

 2日目は一日新歓についての議論。午前中は新入生とどう対話し、加盟を呼びかけるかなどについて議論しました。結局は民青の魅力を伝える、新入生と仲良くなるという基本が大事なようです。

 午後は具体的な新歓について。新歓用パンフレットの内容の話し合いや新歓企画を決めました。

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1月の取り組み

★1月20日(金)★ 班総会を開きました!

 班総会というのは半年に1回開いて半年間の班活動の方針を決める場です。

 班総会では「班プラン」を討議しました。「班プラン」は今後半年くらいの駒場班の活動方針です。要求実現やあたたかい仲間づくり、学習などをどう進めていきたいか話し合ったのと、新歓を迎えるにあたっての方針などを討議しました。1人1人が積極的に意見を述べたことで、今後の活動方針がより豊かで具体的なものとなりました。

 班総会終了後は誕生会を行って、更に交流を深めました。

★1月14日(土)・15日(日)★ 第1回新歓準備合宿を行いました!

 新歓準備合宿第1弾を行いました。1日目の午前中は科学的社会主義の世界観のうち、唯物論と弁証法について2年生がレポートしました。唯物論と観念論の違い、及び弁証法と形而上学の違いについて、具体例も交えつつ、解説しました。

 午後は科学的社会主義の世界観のうち、史的唯物論について1年生がレポートした。原始共産制から資本主義に至るまでの歴史の発展過程と未来社会の展望が唯物論的な視点から説明されました。

 それぞれのレポート発表後は感想交流・討論を行いました。討論の中では「経済的に強い者が横暴勝手を働くことは正当化されるのか」、「階級が本当に存在するのか、実感がわかない」などの疑問を皆で話し合いました。

 夜は山名朗さん(民青同盟中央副委員長)を講師に、民青同盟第32回全国大会決定の学習会を行いました。大会決定には大きくいって次の4つのことが書いてあるということを学びました。第一に、青年の要求に心をよせ、その実現とおおもとにある政治をかえるために力をつくそうということ、第二に、人間的成長や仲間をもとめる願いにこたえる新しい努力をしようということ、第三に、知的魅力を輝かせる民青同盟にしようということ、そして第四に、以上の3つの魅力をもつ民青同盟を大きくしよう、ということです。山名さんはこの4つの点について、全国大会の発言や資料を紹介しながら説明しました。

 その後は深夜まで交流会。なぜかここでも科学的社会主義の議論の続きが行われました。

 2日目は最初に1年生2人と2年生1人が「自分が民青に入ってよかったこと、成長したこと」を発表しました。民青に入る前の様子と、各自が感じている民青の魅力が自分の言葉で語られました。その後の討論で、民青の魅力や新歓活動に向けての思いを交流しました。今後更に議論を深めていきたいと思います。

《感想(科学的社会主義の世界観の学習)》

  • 普段の生活の中ではなかなか弁証法の考え方を体現することは難しいが、節目節目や壁に当たったとき、弁証法は本当に重要な示唆を与えてくれるものだとわかった。(1年文3)

  • 現在の状況は明らかに資本主義の矛盾というものがあり、それを乗り越えていくために我々の力と社会的連帯が必要だと痛感しました。(1年文3)

  • 歴史はいろんな人がいて、いろんな風に行動するから、無秩序な感じだと思っていたけれど、その中にさえ一般法則を見いだすことができるというのに感激した。(1年理1)

  • 二人のレポートは現実社会、歴史と結びつけながら世界観を解説し、世界観を普段の活動などに生かすとはこういうことを指すのかと思った次第である。(2年文3)

《感想(大会決定学習会と新歓に向けての議論)》

  • 山名さんの講義は具体例や資料が豊富で分かりやすかった。特に、大会の発言では、各地の青年の切実な実態がつかめて、要求実現の活動の必要性をあらためて実感した。(1年文1)

  • 民青の魅力を自分たちで確認しておくことは、さらに楽しく、力強い民青同盟を作り、さらに班を大きくすることにもつながるのだと思います。(1年理2)

  • 夜、交流会で聞いた話と、新歓に向けての話し合いの中で聞いた3人の発表を聞き、本当に深く感動し、又、自分が民青同盟の一員であることをとてもうれしく思った。(1年理1)

  • 今民青は本当に多くの学生に待たれている。今回の合宿でそう確信することができた。皆で励ましあいながら、多くの人達に民青の魅力や実態を知らせ、入ってもらえるようにしたいと思う。(2年理1)

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