民青同盟東大駒場班 1997年五月祭シンポジウム

働くよろこび見つけよう

パネリスト:吉川春子(日本共産党参議院議員)、奥田みやま(小学校教師)、中村敏夫(元日立製作所勤務)

(以下は、『しんぶん赤旗』の記事をもとに構成。)

1、学校の先生・労働者OB・国会議員がパネリストに

 シンポジウム「働くよろこび見つけよう」が25日、東京大学本郷キャンパスで開かれました。五月祭(学園祭)の企画として、社会の各分野で働いている人をパネリストに大学で学んだことをどう社会に生かすのか、考えようというものです。

 奥田みやまさん(小学校の先生)は、「いい呼吸で授業ができて、“わかった”という子どもたちのひとみの輝きがみられることが喜び」と話し、子どもたちをとりまく社会の状況をふくめて変えていく先生になりたいと語りました。

 中村敏夫さん(元日立製作所勤務)は、合成樹脂の工場で発生するガスのために労働者が病気になっていくことについて会社に改善を求めて、全国に改善通達を出させた経験を紹介し、「仕事と生活と活動をきりはなしては、生きる喜びはえられない」と強調しました。

 日本共産党の吉川春子参院議員は、大学時代に法律を学んでいくなかで国民を苦しめる法律の存在に気づいたことを紹介し、大学では人生・学問の「入り口」をつかむことができると語りました。

 国会で審議されている「女子保護」規定廃止について、「女子保護」がはずされれば、資本は無制限に働ける女子だけを求めるようになり、学生の就職難も男性の雇用にとってもゆゆしい事態になる恐れがあると強調。「こんな法律が国民の抵抗にあわないはずがない」とのべ、都議選での審判を呼びかけました。

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